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規模に着目してインデックス投資を有効な投資戦略に

2016/11/18

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7.具体例② JPX400インデックスファンド

インデックスの欠点の一つは、株価や時価総額(発行済み株式総数×株価)に影響を受けることです。何が問題かといえば、例えば利益が出ていなくとも人気先行で株価・時価総額が上昇した銘柄の構成ウェートが高まるという事です。そのためITバブルなど異常な高値を付ける銘柄が多くなる局面では、インデックス投資は結果的に高値掴みになる可能性が高まります。インデックスの構成ウェートは「利益の額」に影響を受けるのではないため、このような環境が生じてしまうのです。

ですから個別銘柄の業績面などのファンダメンタルに配慮したETFは、人気先行で利益が伴っていない銘柄を選別する面で有効といえます。そのためJPX日経インデックス400(http://www.jpx.co.jp/markets/indices/jpx-nikkei400/)をベンチマークにするインデックス投信には赤字企業が含まれず、安定感がありそうです。もちろんこの銘柄が完全に万能というわけではありません。例えばJPX400は過去3年の業績で銘柄を選定しているのですが、過去3年の業績が今後の業績にも反映されるわけではありませんし、高PERの銘柄が排除できるわけではありません。
しかし、日経平均は構成ウェート上位数銘柄の値動きに大きく左右される、TOPIXは東証1部全銘柄を対象としているため赤字企業も含まれる、といったデメリットを回避できます。株価の下落局面ではJPX日経インデックス400の方が底固い場面が散見されました。

8.「時間を味方にする」ことが出来ない投資もある。

投資において長期投資は非常に重要です。(関連コラム:資産形成の成功のカギは時間分散を長期的に継続することにあり
しかしせっかくの長期投資も、なかなか利益が出ずにストレスが溜まる期間が長くなることもあります。弊社ではしばしば長期投資に関する注意点をお客様にお伝えしています。非常に単純な事なのですが、罠にはまっている投資家は意外なほどに多いのです。

・ゼロ成長・ゼロ金利の時代には「市場平均」では利益は出にくいため、「時間は味方」にはならない
・入口で悪い商品を選択した場合にも、「時間はあなたの味方」をしてくれない

完璧な投資手法というものは存在しないのでしょう。完璧に思えても時代と共にその戦略が陳腐化していくことはよくあります。盲信的にインデックス・分散投資をしていても利益が出にくい時代になっている可能性はありそうです。

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