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ブレグジット(英国EU離脱)から学ぶ乱高下する相場環境での投資戦略

2016/08/11

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④残された時間は4ヶ月!? 次の焦点は米大統領選

世界が最も恐れている事、それは次期大統領候補であるドナルド・トランプ氏が、米国新大統領として就任する事でしょう。言わずもがな、これは日本にとっても世界にとっても大変憂慮すべき事態であり、世界はブロック経済圏同士でぶつかり合った旧体制に逆戻りすることになるかもしれません。

そしてこの選挙結果は、“綻びのできたグローバル社会”という一枚岩をさらに破壊することに繋がる可能性が高いため、残された時間で我が日本はいち早くリーダーシップを取り、この流れを食い止める行動を取るべきなのではないでしょうか。

そして、世界を俯瞰して見ると先進各国はそれぞれ固有の異なった方向に舵をきることになりそうです。その中で無視できない大国は、やはりこの3カ国。

◆“米国以後”の覇権を狙う中国
水面下でスンナ派イスラム諸国やアフリカ諸国に、水面下で猛烈なアプローチをしており、ここぞとばかりにAIIBによる貿易拡大を図っています。虎視眈々と自国の勢力の拡大を図るその姿勢は、まさに中華思想を彷彿とさせます。

◆南下政策を取り始めた眠れる虎ロシア連邦
こちらはパイプラインで欧州をコントロールし、ドイツと急接近しているようです(メルケル首相は東ドイツ出身でロシア語に堪能)。ウクライナ問題の後、クリミア半島を再度手に入れたロシアは黒海・地中海・経由でのインド洋進出が可能となり、ウラジオストク、バルト海以外にも不凍港を手に入れる事になります。目下、トルコとの関係改善が喫緊の課題でしょう。

◆選挙結果次第で“暴れ馬”になりそうな米国
その威厳に陰りが見えてきたとはいえ、まだまだ無視できない世界大国の米国。今年の大統領選挙は、まさに世界時計の針を進めるか戻すかの、大きな転換点になるかもしれません。
ご存知の通り、大統領予備選挙で“民主社会主義者”を自称するバーニー・サンダース上院議員の活躍や思想は、若者を中心に根強く支持を拡げており、既存のグローバル資本主義に相反する不満の種がますます芽吹いてきていると言えそうです。人種差別問題やホーム・グロウン・テロリストの対処に手を焼く今日、まさに内憂外患ではないでしょうか。

⑤乱高下する相場環境の中でも有効な投資戦略とは

◆究極の運用方法:「積立投資」
一見、非常に地味に思える積立投資。ただしあなたの投資目的が長期的な資産形成であったり、それこそ投資に対して苦手意識を持っていたりするのであれば、真っ先に積立投資を選択肢に入れるべきではないでしょうか。

ポイント1:下落してこそ本領発揮
一般的な投資は、株価や基準価格が“常に上昇する事”を前提として投資を行います。しかし積立投資はむしろ逆であり、実は値下がることで初めてその威力を発揮します。当然、終盤で値上がらないと意味がありませんので、一時的に調整が入ったとしても長期では上昇するような、世界のGDP成長率とリンクするグローバル株式に投資をすることが重要です。

ポイント2:感情を入れず、機械的に
投資の世界には、特に投資経験が長い方ほど陥りやすい罠があります。それは自らの成功体験に酔いしれてしまうこと。「愚者は自らに学び、賢者は歴史に学ぶ」という名言があります。自らの成功体験は捨てさり感情を入れない機械的な積立投資を行なうことで、タイミング売買から離れることが重要です。

ポイント3:インデックス運用を辞め、“優れた”アクティブ運用に徹する
特に評論家やFPに多く見受けられる“コスト至上主義”という考え。この考えを捨てない限り、群を抜く大きな成果には辿りつけないと思います。
関連コラム:アクティブ運用とパッシブ運用、結局どっちが有利なのだろうか

投資信託の運用には、3つの主な構成要素
①市場環境
②ファンドマネージャーの運用スキル
③諸費用
がありますが、素人でもできる最も簡単な工夫が③を抑える事なのです。“市場環境も、ファンドマネージャーのウデも確定的なモノではない。よって、スタート時点で即、違いを出せるのがコストだ”との事。

コストを抑えることに異論は全くありませんが、所詮、数%の世界です。どんな業種にでも“安かろう・悪かろう”の商品はあるものです。それよりも、確かな経験の裏付けのある運用会社やファンドマネージャーにしっかりリサーチを委託し、その方の銘柄研究を応援し、運用に集中して質を高めてもらうポジティブなコストの掛け方はいかがでしょうか。

昨年のチャイナショックや、2016年年明けの大幅な下落、今回のブレグジットも、どこ吹く風と言わんばかりの抜群の運用成績を出しているファンドは確かに存在します。皆様はどのようにして、そのファンドを選び抜きますか?
関連コラム:IFAとは? 世代を越えて家族を支えるお金の専門医「IFA」の役割

⑥投資は世界情勢を映す鏡か

グローバル社会において、「マネーの流れ」ほど世界情勢を如実に表すモノサシは無いと思います。だからこそ、マネーの動きを予想することや理解することはそのまま世界各国の経済、外交、歴史、宗教、権力を理解することに繋がるのだと思います。

マネーが人を翻弄するのか、人がマネーを支配するのか。ブレグジットが、一国家の社会問題にとどまらず欧州各国に波及するのであれば、それこそ乱高下する波乱のマーケット環境は今後も続くでしょう。

マネーの動きに次こそ右往左往されないよう、世界の流れを俯瞰できる気持ちの余裕を持つには、やはり積立投資のような“シンプルイズベスト”の運用戦略こそ、今最も有効な投資戦略なのではないでしょうか。

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