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逆張り投資で勝つ 不祥事後の企業株価・債券価格を検証する

2016/12/02

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債券投資の逆張り戦略以外にも、投資法をご紹介します

大幅下落した株のなかで、RSI指数の高い銘柄だけを逆張る
RSI値は、直近数ヶ月の取引について上昇・下降傾向を数値化したものです。0~100%の間で推移し、50以上は上昇傾向。30%以下は売られすぎ、70%以上であれば買われすぎの状況と分かります。

何らかの不祥事で大幅下落した銘柄は、RSIが大きく分かれます。30以下であれば、市場がその企業に不信感を持っていることの現れです。反対に、70以上の高い水準を示していれば、“多くの投資家が逆張り銘柄として注目している”という情勢が見て取れます。

不祥事の煽りをうけた他企業の株も狙い目
不祥事を起こした企業の関連企業や同業他社が煽りを受け、株価を下げることがあります。しかし、事態の詳細が明るみに出るにつれ、その多くは株価を回復させていきます。

2014年7月、ベネッセコーポレーションの個人情報漏えい問題が取り沙汰されました。このとき煽りを受けたのがジャストシステムです。名簿業者から漏えいした個人情報を購入し、営業に活用していた疑いが持たれたためです。980円から860円に下落、その後も下がり続けたものの、3ヶ月後には元水準に回復しました。

ジャストシステム(4686) 2014年の株価チャート

逆張りする妙味がある銘柄かどうかは、不祥事の内容、責任の所在など、さまざまな角度から判断すべき問題です。煽りを受けた関連企業へ注目し、回復見込みがあるかを検討する方法もあります。いずれにせよ、状況の見極め・ポジション変更をいかに早く正確に行うかが、収益への分かれ目と言えます。

※※注意事項※※
当コラムの内容はお客様にとり参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。
記載したコメントの内容及び関連銘柄一覧は、必ずしも将来実績を示唆するものではありません。
将来の投資収益が保証されているわけではなく、投資元本を割り込むリスクがあります。 投資の最終的決定はご自身の判断でなさるようお願い致します。

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