ユーザーの立場でグーグル・アップル・フェイスブック・アマゾンというGAFAの社名は知っていても、その企業としての強さと可能性の高さについて知っている人は業界関係者以外にあまりいないと思われます。そこで本コンテンツでは、GAFAの凄さの一部をご紹介します。


GAFAとは?
GAFAとは、グーグル(Google)・アップル(Apple)・フェイスブック(Facebook)・アマゾン(Amazon)という日本でも多くの人に知られるアメリカの大手IT企業4社の総称で、各社名の頭文字から一文字ずつ取ったものです。
各社ともに世界的なIT企業がひしめく地域として名高いアメリカはシリコンバレーに本社を置いており、その中でも高い技術力と優れたアイデアでIT業界や私たちの生活に革新をもたらし続けています。


GAFAの経済規模
ここでは1例として、GAFAの売上高と時価総額を見てみましょう。

2017年のGAFA4社の売上高の合計は約5,586億ドル(グーグル:1109億ドル、アップル:2292億ドル、フェイスブック:406億ドル、アマゾン:1779億ドル)であり、1ドル113円で日本円に換算すると約63兆1,218億円にも達します。

また、直近の株式市場におけるGAFA4社の時価総額は合計で約2兆4,000億ドル(グーグル:3,711億ドル、アップル:9,183億ドル、フェイスブック:3,352億ドル、アマゾン:7,791億ドル)であり、同じく日本円換算では約271兆2,000億円にも達します。

2018年10月末時点の東京証券取引所に上場する全銘柄の時価総額合計が約634兆円(最大の時価総額規模であるトヨタ自動車は約21兆円)程度であることを考えると、たった4社に過ぎないGAFAの経済規模の大きさがよく分かると思います。

GAFAは、まさに国家レベルの経済規模を有していると言っても過言では無いでしょう。

磐石なGAFAの強み
GAFAのコアビジネスは、どのようなビジネスを行う場合でも必要不可欠なソフトウェアやデバイス、各種サービスなど「プラットフォーム(基盤)」を開発・運営・提供し対価を得ることです。

このビジネスは巨大なシステム投資とブランド力の構築、および独創的なアイデアが必要とされることから、現在のような発展段階においても寡占化が進みやすいと言われており、実際にIBMやマイクロソフトのような老舗がGAFA4社のビジネスに新規参入したとしてもGAFA4社に追随することは極めて難しいといえます。

この背景としては、GAFAには優れた開発者が多数存在しますが、彼らをまとめ上げるマネージメント能力が必要ということ。そして更に、過去の経験やノウハウの蓄積を次の新しいビジネスに活かすことに長けているということです。具体的には後継者を発見・育成するノウハウを有しているので、新たな人材やアイデアをどんどん生み出し、活用し続けることが可能になるのです。

そして、将来期待できる有望なベンチャー企業が現れると、競合になる前に取り込んで(買収して)しまい、将来の脅威を抑える戦略もとっています。

例えばフェイスブックはインスタグラムやWhatsAppなど買収しています。将来的に競合し、価格競争が生じるくらいなら先に傘下に収めて市場の主導権を持ち続ける狙いです。

まさに「富める者ますます富み」の言葉通り、今後もしばらくはGAFAが世界のIT業界を制覇している状態は続くでしょう。


GAFAに席巻される世界の産業
特にGAFAが強みを持つIoT(Internet of Things、インターネットに識別可能なモノを接続する仕組み)やビッグデータ(大量かつ複雑なデータの集合体)の技術は、デジタル化により産業が構造変化を余儀なくされるデジタルエコノミー、ひいては第4次産業革命をもたらすものと期待されており、すでに一部の産業ではその動きが始まっています。
その代表が、金融業界です。FinTechと称されるデジタルイノベーションは金融業界の態様を劇的に変化させ、利用者に利便性と低コストをもたらすものと同時に、多くの金融機関の従業員がキャリアの見直しを迫られるものと予測されています。


まとめ
以上、一部ではありますがGAFAの凄さについてご紹介しました。

当面は向かうところ敵無しのように思われますが、日本をはじめとする一部の国々では、あまりにも巨大化したGAFAに対して独占禁止などの観点から規制をかける動きが出ています。

また、GAFAの社員が高給というのもよく聞く話ですが、エリート意識が醸成されていくようですと今後ベンチャーらしいアニマルスピリットがなくなっていく可能性もあり、リーマンショック前の外資系投資銀行の状況を思い出してしまいます。
このような環境のなかで、GAFAがこのまま巨大なイノベーターとして進化し続けられるか、注目です。




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