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もしもの時のために…終活“エンディングノート”のススメ

2015/05/22

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人生の最期に向けた準備活動―。

それを「終活」と名づけ、『週刊朝日』が「現代終活事情」を連載してからすでに6年。
「終活」という言葉はすっかり定着しましたが、さて何から始めたらいいのでしょうか。葬儀やお墓の準備、相続のための計画づくりなど、やることは少なくありません。
そこでお薦めなのが、自分の死後、家族や友人に伝えたいことを記しておく「エンディングノート」です。2011年に映画『エンディングノート』が公開されて以来、注目を集めるようになりました。

エンディングノートのメリット

リサーチバンクが2月に実施した調査(60歳以上の全国男女を対象、2,000名から有効回答)によると、49.9%の人がエンディングノートを知っていると回答しています。
すでに「書いている」人は6.9%にとどまっていますが、44.4%の人が「書いてみたい」と回答しています。エンディングノートを書くことによって、準備すべきことが明確になるだけではなく、様々な効果がもたらされます。

まず、遺族が遺産相続で揉めることを防ぐ効果があります。遺産相続に関しては、「遺言状を残せば済む」と考えがちですが、実際にはそうはいきません。たとえ遺言状があっても、「争族」と揶揄されるような激しい遺産争いに発展することは少なくありません。
つまり、遺言状で遺産の分け方が定めてあっても、なぜそう分けたかのかという理由がわからないために、不満がくすぶり、争いに発展することが多いようです。

そこで、エンディングノートで、「自分はこういう考え方を持っている。だから、その考えに基づいて遺産はこのように分けてほしい」と書いておけば、争いを避けることもできます。
遺産だけではなく、遺品整理についても、自分の希望を具体的に書いておけば、遺族の負担は軽減されるでしょう。自分の預貯金、不動産、負債だけではなく、生命保険や年金などについて詳細に書いておくことも重要です。

紛争の種になるのは、遺産相続だけではありません。葬儀の形式などその詳細をめぐって、家族や親族が揉めるというのも珍しい話ではありません。
自分自身が自分の葬儀についての希望を示しておけば、遺族が悩んだり対立したりすることを避けることができるのです。戒名や法名、またお墓についても、自分の考え方を記しておけば、遺族が思い悩むことは少なくなります。また、あなたが亡くなったとき、遺族は関係者に連絡しなければなりません。
自分の交友関係や、自分に何かあったらとき連絡して欲しい人をリスト化しておけば、遺族の負担は軽減されるでしょう。

エンディングノートが役に立つのは自分が亡くなった時だけではありません。病気や事故などで突然、意思の疎通が難しい状態に陥る可能性もあります。いざというときのために、自分がどのような介護や治療を望んでいるのか、特に延命治療についてどう考えているのかを示しておけば、家族の葛藤は軽減されるはずです。

あなたの人生を記すエンディングノート

では、どうやってエンディングノートを書き始めればいいのか。何を書くべきかが明確なら、大学ノートなどに一から自分で書いてもよいでしょう。そうでなければ、市販されている書き込み式のエンディングノートを利用するのも一つの方法です。

エンディングノートは、決して遺族の便宜に役立てるだけのものではありません。
普段直接伝えにくい家族への思い、感謝の気持ちを記すことができます。そして、幼少期から現在に至る自分史を遺すことによって、遺族はあなたの思いを記憶にとどめることができるでしょう。

死を見つめることは、自分の生を見つめることにもなるはずです。あなたもエンディングノートを書いてみてはいかがでしょうか。

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