コンビニ業界が力を入れようとしているのは宅配だけではありません。ついには介護サービスに本格進出しました。2014年の65歳以上の人口は3,300万人に達しています。いまや4人に1人が高齢者の時代です。20年後には3人に1人が高齢者の時代がくるとも予測されています。介護を必要とする人はますます増えます。

こうしたニーズに対応するため、ローソンは埼玉県を中心に、地域密着型の幅広い介護サービスを展開しているウイズネットと提携し、4月3日に、介護拠点併設型店舗の1号店「ローソン川口末広三丁目店」(埼玉県川口市)をオープン。店舗には、ウイズネットが運営する居宅介護支援事業所が併設され、介護に関する相談を受け付ける相談室やカウンター、介護予防運動情報や自治体、地域のサークル・イベント情報などを提供するサロンスペースが設置されています。

扱う商品も従来の店舗とは異なり、シニア世代が好む菓子、日用品、雑誌・書籍や介護関連商品を、コンビニの標準的な商品に加えて販売。さらに、配食などのウイズネットの在宅サービスと連携した形で宅配サービスを提供しています。今夏には2号店をさいたま市内にオープンする予定で、2017年度末までに都市部を中心に30店舗の介護拠点併設型店舗を出す予定です。

介護サービスへの進出は、ローソンだけではなくコンビニ各社が準備中です。いま、コンビニ業界の進化が急速に進もうとしています。

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