世界には、多くの投資家が存在します。中でも三大投資家と呼ばれる、ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズの3名には、たくさんの学ぶべき点があることでしょう。

今回は、この世界三大投資家の中でも、ジョージ・ソロスの人物像や投資手法などについて触れていきたいと思います。

ジョージ・ソロスの生い立ちと経歴は?
ジョージ・ソロスは、1930年にハンガリーにて産まれたユダヤ人になります。弁護士の父親の下に生まれたジョージ・ソロスですが、若いころは宝石会社に勤めていたといいます。そのころは、投資家や資産家とは無縁の、いわゆるごく普通の営業職のサラリーマンだったのです。

金融の道を歩むようになったのは、1956年にニューヨークへと渡って以降になります。後に、三大投資家としても名が知られるジム・ロジャーズとタッグを組んでファンドを設立します。(ただし1980年には考え方の違いにより決別)その後、ソロスは大きな損失をも出しながらも、投資を続けていくのです。


イングランド銀行をつぶした男
1992年、ジョージ・ソロスの名前が世界に大きく知られるような出来事が起こりました。それは、イギリス政府の為替介入に反発する形で通貨ポンドを空売りし、ショートさせるという行動に出たことです。

政府や企業が市場に介入したり、操作したりするような行為は、ソロスの信念から外れていたのでしょう。まさにイングランド銀行にケンカを売るような強気の行動に出たのです。最終的にソロスは、15億ドルの利益を得て、「イングランド銀行をつぶした男」という異名まで得ることとなったのです。


ジョージ・ソロスの投資手法にみられる一貫した特徴
ジョージ・ソロスの投資手法の特徴としては、リスクを抑えながら、慎重に進めていくといった姿勢がみられます。大きくかけてガッツリもうけるという考え方ではなく、はじめは損をしない程度に小さく投資をしてみて様子を見ていくのだといいます。

このような投資手法によって、自分自身のトレーディングに対する考えが間違っていないのかなど、確認や分析をしながら慎重に判断をしていくのです。このことによって、何が良かったのか、逆にどこで判断を誤ったのかが良くみえてくるのです。このような経験と知識を積み重ねていくことで、どういった銘柄を選べば良いのかという判断につながっていきます。

これらの投資手法は、一見すると弱腰であるかのようにも見えます。しかし、ソロス自身の「常に自分は間違っているかもしれないと思いながら行動する」という精神哲学とも、大きく関係があるようにも見受けられます。投資家であり慈善家でもあるソロスの、一貫した哲学が投資姿勢にも表れているかのようですね。


なんと2016年6月トレーディング現場に復帰!
2011年、投資の世界からの引退を表明していたジョージ・ソロスでしたが、2016年に入ってから、たびたび自社ファンドにて、取引を指示する様子がみられているといいます。これは、中国経済とも大きく関係があるとされています。

ジョージ・ソロスは、今後の世界経済の不安定さを憂い、黙っていられなくなってしまったのでしょうか?
実際のところ、今後のことを憂えているのか、この先の世界のどこまでを見越しているのかは、本人しかわかり得ません。しかし、一度は引退を表明したソロスが、再びトレーディングの世界へと戻ってきたことには何か理由があるのではと、世界で話題を呼んでいます。



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