資産家は恐慌時に生まれる
相場の格言を今後に活かす。
まずは大局観の重要性を確認したい。「木を見て森を見ない」ではいけない。周囲の雰囲気に流されてはいけない。
・漁師は潮を見る
・弱気一色は買い信号
しかし焦りは禁物である。この格言も肝に銘じたい。
・買いは三日待て
周囲の雰囲気に流されて投資してしまうと高値を買って、安値で我慢できず売ってしまう。当然だが、投資には辛抱が不可欠なのである。
・大衆は常に天井を買い、底値を売る
・辛抱する木に金がなる
大幅上昇や大幅下落の後には、大きな反動がある。それは悪いことではない、チャンスなのだと意識しなくてはならない。
・山、高ければ谷深し 谷、深ければ山高し
しかしチャンスは無限にあるわけではないのである。最大のチャンスは今日にも去ってしまうかもしれないのだ。
・年の内、三度より商い場なし
大局を読み、焦らずに買う。下がっても狼狽えず上昇を待つ。年数回の少ない変動をとらえて取引が出来る人が最大の利益を得ることが出来るのだろう。
・人の行く裏に道あり花の山
しかし実際には、このコラムを読んだ方の99%は「言うは易く行うは難し」と思ったに違いない。
だからご自身の運用は、運用のプロに任せているのだろう。
なのに最近の相場で「なかなか儲からないのに、何で損するのはこんなに早いのだろう」と思っている方は、何に投資すべきか・いつ投資すべきかを考える前にすべきことがあるのではないか。
まず誰に相談すべきかを考え直したほうがいいだろう。