11月4日に2015年注目IPO(新規公開株式)である日本郵政、かんぽ生命、ゆうちょ銀行が上場します。三社同時上場で市場からの資金調達額は1兆4362億円と,2兆円を超えたNTTとNTTドコモに次いで過去三番目の規模になります。
以前、NTTの上場やJRの上場が多くの方の証券投資を始める起爆剤となったのと同様に、今回の郵政グループ上場をきっかけに投資を始めた方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、今後上場が注目されている大型のIPO案件について考えてみたいと思います。

〜無料通話アプリのLINE〜
 注目度抜群の急成長中の大型ソーシャル系企業。早期の上場が期待されていましたが、現在は上場を一旦見送りとの報道もあります。LINEの親会社である韓国のネイバーは上場計画の中止については否定していますが、業績の伸びが鈍化しているのが気になるところです。とは言え、知名度は抜群であり、引き続き注目の企業といえるでしょう。


〜飲料水大手サントリーホールディングス〜
 上場していそうでしていない銘柄の代表例の銘柄の一つ。サントリーは1899年の創業から一族経営で非上場経営にこだわっています。2013年に子会社であるサントリー食品は東証に上場をしましたが、2018年にも本体であるサントリーホールディングスも上場する方向で検討していると報道されています。
 サントリーは昨年、1兆6500億円もの巨額な資金を投じて米国の蒸留酒大手の企業を買収しました。買収資金調達のために巨額の借り入れをし、有利子負債が急増しました。そのため上場して得る資金で、膨らんでいる有利子負債を圧縮し新たな成長を描くことが期待されています。国内の非上場事業会社では最大級の規模であり、上場が実現すれば時価総額は3兆円を超えるともいわれています。


〜民営化案件 東京メトロ〜
 現在、政府が約53%、東京都が約47%の株式を保有しており、株式上場による民営化を検討されています。知名度も高く、売上高も3939億円、経常利益865億円という高収益企業のため、上場時の時価総額も大きな案件になりそうです。2004年に民営化を目指して現在の株式会社化されてから10年以上経ちますが、東京都と政府の折り合いがついておらず現在も具体的に上場が決まっていませんが、期待したい銘柄の一つです。


新規上場の関連銘柄も要注目
 大型の新規IPOについても注目ですが、その関連企業に目を向けてみると思わぬ利益を生む事も考えられます。
例えば、2013年にLINEの上場が報道された時に、関連銘柄であるアドウェイズや、ネットイヤーなどの株価は大きく上昇しました。また、サントリーについてはダイナックなど資本関係をもっている企業がいくかあります。

 このように、大型のIPOについては、関連する企業は多岐に渡り、上場によって、大きく株価が上昇する事も考えられます。大型上場銘柄についても注目ですが、その恩恵を受ける企業に意識を回すことも面白い投資の一つではないでしょうか。


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