その理由は、徹底したコスト管理をしているからです。
ただ、追加料金がかかりやすいのであらかじめ予算を多めに組んでおくか、事前準備をするなどして、LCCでの旅に備えておきましょう。
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国内や海外への旅行・出張で航空機を利用する際、LCCを使うことが一般的になってきました。
その魅力はとにかく安いこと!コストを抑えたい人には大きなメリットですよね。
ところで、LCCはなぜ「成田↔福岡間を5,000円」などの破格でビジネス展開をできるのでしょうか? その謎を解明していきたいと思います。
LCC(Low Cost Carrier)が就航したのは2012年。そこからぐんぐんと利用客を増やし、国内や距離の近いアジア圏などへの移動手段として、大手航空会社と並んで利用されています。
LCCと大手航空会社との価格比較したら、以下のような結果となりました。とくに国内線で圧倒的な安さが見られますね。
・東京(成田)↔福岡間
大手航空会社(ANA):29,440円
LCC(Peach Aviation):3,990円
・東京(成田)↔那覇間
大手航空会社(ANA):38,460円
LCC(Peach Aviation):5,590円
・東京(羽田)↔中国(上海)間
大手航空会社(ANA):51,010円
LCC(Peach Aviation):20,080円
※大人1名、2019年6月5日往路便で検索、最安値をピックアップ
LCCがこのような安さで運航できる秘密は、徹底したコスト管理によるものです。
まず、航空機の種類を1種類に統一し、機体自体にかかる価格やパイロットの訓練費を抑えます。
次に、座席数を多くすることで、一度のフライトで得られる利益を増大。
さらに、人気路線に絞って運航することで、いつでも満席でフライトできるように工夫しています。
また、大手航空会社なら無料であるトランクの預け入れ代やフライト中の飲食代などを有料にして、最低限のサービスだけ提供するようにしました。航空券代は安くても、実際に搭乗してみたら意外にお金がかかった、なんて声も聞きますよね。
LCCは航空機の機体やサービス制度自体にメスを入れることで、このような価格破壊を可能にしたわけです。
LCCをより快適に利用するには、追加料金を払うか、追加料金がかからないよう工夫するのが大切です。追加料金といっても数千円程度で収まることが多いので、航空機にかかる予算を少し多めに組んでおきましょう。
追加料金がかかるのは避けたいという場合は、荷物を事前に旅行先に送るなどして手荷物を減らしたり、あらかじめ軽食をとっておくなどの工夫をすれば、追加料金を抑えることができます。
ただ、追加料金がかかりやすいのであらかじめ予算を多めに組んでおくか、事前準備をするなどして、LCCでの旅に備えておきましょう。