行かなきゃ損!おじさんが楽しめる街「歌舞伎町 ゴールデン街」
眠らない街新宿歌舞伎町の奥深く、怪しげな雰囲気漂う「ゴールデン街」。
その特異性から、一見客に厳しい、ぼったくられるのではないか等のマイナスイメージを持たれがちですが、近年は若者や外国人が増加しているのです。今回はその魅力をご紹介します。
常連客としてハマる人が増加中?!
たしかに一昔前のゴールデン街は、一見さんお断りなお店ばかり集まっていました。しかし最近はそんなイメージを変えようと、公式ポータルサイト「ザ・ゴールデン街」の立ち上げや外国人向け観光スポットとしてのガイドブック掲載、加えて初心者でも入りやすいイベントを開催していることから、若者や外国人観光客も急増しています。
そんな中、一度ゴールデン街に行くとその魅力に気づいてしまい、常連客としてハマってしまう人も多くいます。さらに常連客の中にはハマりすぎてゴールデン街で働き始めてしまう人も少なくありません。そこまで人を虜にしてしまうゴールデン街の魅力とは一体何なのでしょうか。
人と人との繋がりが魅力の新宿ゴールデン街
ゴールデン街の一番の魅力は、「人と人との繋がり」でしょう。いわゆるチェーン店とは違って、お客さんと店主の距離がとても近く、時には望まなくとも店主がお客さんに飲み屋でのお酒の飲み方やルールを教えてくれて、そこから人との接し方を学ぶこともできます。そんな素敵なおせっかい体験、このご時世になかなかできるものではありません。
また、ゴールデン街の店主の多くは、お客さんの本音を聞き出すのがとにかく上手。お客さんの中には「都会でポロっと本音を出せる場所だ」と感じている人も多いようです。
そして最近は外国人観光客向けガイドブック掲載の影響もあり、お客さんの6~7割が外国人です。外国人もはまるゴールデン街の魅力はやはり、「いかにも観光地」ではなく、どことなく昭和な雰囲気で気軽にお酒を飲み交わすことができて言葉の壁を感じさせないフレンドリーな雰囲気なのですね。
客を引き寄せる理由はお店の「街全体を盛り上げようとする精神」にあった
ここまでお客を引き寄せるのには、お店同士の「街全体を盛り上げようとする精神」が理由の一つでもあります。普通の飲食店なら、他のお店にお客を取られないようにどうしたらいいか、と考えるところを、ゴールデン街はその逆で、お店が他店の紹介をし合うなど、街をより良くしていこうとお店同士で助け合って成り立っているのです。その助け合いの精神で実際にゴールデン街全体が盛り上がってきており、たくさんのお客さんが集まってきているのです。たしかに私がゴールデン街で飲んだ時も他店の店員さんがお客さんとして来ていました。
たくさんのお店がそれぞれの魅力を秘めているゴールデン街。日々の鬱憤を聞いてくれる店主に会えたり、行くたびに新たな出会いがあったり、たまに失敗もあったりとお客さんを魅了してしまうゴールデン街に、ぜひ一度遊びに行ってみてはいかがでしょうか。