「シブラク」でちょいとひと笑い。渋谷らくごへ行ってみよう
今、落語ブームが来ている!
皆さん落語は好きですか?
こう聞いて、「はい、大好きです」という方はまだまだ少ないかもしれません。落語といえば着物を着た粋な身のこなしのおじ様が一人延々笑い話を語るもの、小道具に独特の使い方があって、二枚目とか真打とかいう階級があって、伝統芸能で・・・と、ハードルが高いもののように感じている方も多いでしょう。もともと大衆芸能なのに、不思議ですよね。
なぜそんな風に感じるかというと、やはり落語を伝統芸能として認めているからこそ、という部分が大きいと思います。落語はたった一人で幾人かを演じ分け、舞台装置はなく小道具も手ぬぐいと扇子くらいのもの。それで数十分しゃべりっぱなしで大勢のひとを笑わせるのだから、すごい技術です。ハードルが高いと感じる気持ちには、リスペクトが込められているんですよね。
ですがそんな落語が最近ブームです。平成の落語ブームとかで、ドラマや映画のテーマとしてたくさん取り上げられています。最近では有名な落語家が多数出演する某ご長寿番組の司会者交代がTV局を挙げてのお祭り騒ぎで、他番組と「コラボ」なんて今時な事をやっていて、驚くやら面白いやら。あれであの番組を見始めた、という人もいるみたいです。落語、今来てるんです。
渋谷のライブホールで毎月開催されているシブラク
さて、来てる落語が手軽に楽しめるのが、今日ご紹介したい渋谷らくご、略して「シブラク」です。いかにも渋谷風ですね(笑)。なんと渋谷のライブホール『ユーロライブ』で毎月開催されています。〇〇亭という名の寄席でなく、ライブホールです!
このシブラクでは全6スタイルの落語が楽しめます。渋谷らくご・ひとりらくご・ふたりらくご・創作らくご・しゃべっちゃいなよ・まくら王の6つ。初心者にぜひオススメしたいのが「まくら王」で、まくらというのは本編の前に語られる短いお噺。場を温めるための短い笑い話を4人の噺家さんが披露し、最後に落語が一席聞けるというもの。本来はまくらに続いて本編が始まるのですが、そんな従来のスタイルとは違う自由さで、気楽に楽しめるというのが良いですよね。
シブラクではイケメン噺家も多数在籍。顔だけではなくもちろん噺も面白い、顔と実力を兼ね備えた噺家さんがたくさんいます。シブラクが推すイケメンさんたちを観に行って、ごひいきの噺家をさがしてみるのも楽しいかも。そんな入り方でいいですよ、と間口を広く開けて手招きしてくれているのがシブラクなんです。
映画もいいけどちょっとマンネリという方は、今度の週末あたりシブラクで笑ってみるのはいかがですか?シブラク情報はネットで調べてみるとたくさん見つかりますし、ツイッターでも情報配信されています。このあたりもイマドキな感じで、なんだか仲良くなれそうな気がしますよね。
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渋谷らくご
住所:渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F ユーロライブ内
TEL:03-3461-0211
URL:http://eurolive.jp/shiburaku/
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