2016年の秋のお彼岸はいつ?お彼岸の時期の決まり方とお彼岸の意味
毎年多くの方がお彼岸にお墓参りをします。しかし、お彼岸がいつから始まりいつ終わるのか、正しく把握できていない人も増えています。春と秋のお彼岸の頃になると、カレンダーを見たり、なんとなくTVや周囲のポスターを見たりして、お彼岸の時期を確認していませんか?
お彼岸の時期
お彼岸は何月何日から何日までと決まっているものではなく、毎年春分の日・秋分の日がきまり、それに伴いお彼岸の時期が決まります。つまり、5年後のお彼岸がいつか、今の時点で知っている人はいないという事になります。
なお、春分の日・秋分の日は国立天文台が作成している「歴象(れきしょう)年表」というものに基づいて閣議によって決められています。
2016年のお彼岸
2016年の秋のお彼岸ですが、秋分の日が9月22日(木)ですから、この日を中日(ちゅうにち)として前後3日ずつとなります。9月19日(月)~9月25日(日)までが2016年の秋のお彼岸です。
お彼岸の本来の意味
お彼岸といえばお墓参りですが、仏教を信仰する国は数多くある中、お彼岸にお墓参りをするのは日本独自の習慣です。本来のお彼岸というのは、煩悩の多い此岸・つまり現世から悟りの境地・極楽浄土である彼岸への到達を願って修行をする期間でした。
現在では彼岸、つまり西方浄土にいるご先祖様を敬い、太陽が真西に沈むこの時期にお墓まいりをするのが日本独特の風習となっています。
お彼岸ではお墓にお参りをして、お墓を清めてお供えをし、お線香をあげて手を合わせるのが一般的。お墓参りは、静かに手を合わせる事で普段の生活のごたごたや悩みが少しおさまるように感じる良い習慣です。やはり日本人にはこの習慣が根ざしていて、性に合っているのかもしれません。
お彼岸に食べる「ぼたもち」と「おはぎ」の違い
お彼岸といえば「おはぎ」が楽しみという方も多いでしょう。このおはぎ、「ぼたもちか、おはぎか」という話題になった事はありませんか?
春と秋にお彼岸があり、その時期の花に合わせて呼び名が変わりますが「ぼたもち」も「おはぎ」もモチ米をつぶして丸めたものにあんこをまぶしたものです。ぼたもちが春で粒あん、おはぎが秋でこしあんです。呼び名が季節で変わるというのは面白いですね。
もうじき今年の秋のお彼岸です。忙しい毎日を送っている方も、時間を見つけてお彼岸にお墓参りをしては、いかがでしょうか?少し涼しくなるこの頃、お出かけの予定の一つとして考えておきたいですね。