ブラックフライデーと日経平均株価の関係性
ブラックフライデーとは?
アメリカでは、毎年11月第4週目の木曜日をサンクスギビングデー(=秋の収穫感謝祭)という祝日に定めています。
その翌日の11月第4週目の金曜日が「ブラックフライデー」にあたり、約1ヶ月におよぶクリスマス休暇期間の開始日となります。
アメリカでは、この「ブラックフライデー」から年末商戦が始まります。
サンクスギビングデーの売れ残りを一層するため、またクリスマス商戦から年末商戦に向けて大規模なセールが開催されます。
セールは50%〜70%以上と相当な規模で行われ、小売店にとっては年間で最も売上げが伸びる一日となります。
この日を境に大半の小売店が黒字(=ブラック)になるので「ブラックフライデー」と呼ばれています。
1929年のウォール街大暴落、世界恐慌を招いた1987年の「ブラックマンデー」を揶揄する”ブラック”とは異なり、プラスの意味での呼称となっています。
「ブラックフライデー」が株価にどのような影響をもたらすか
では、この「ブラックフライデー」が株価にどのような影響をもたらすかを検証していきたいと思います。
以下の表をご覧下さい。
この表は過去10年間の「ブラックフライデー」前後の日経平均価格と年末の日経平均株価(共に終値)の比較です。
ご覧の通り、過去10年間のチャートでは日経平均は全て上昇しています。
さらに近年では「ブラックフライデー」の週明け月曜日は「サイバーマンデー」と呼ばれており、こちらのイベントもかなりの盛り上がりを見せています。
文字通り、パソコンや携帯端末などを通じたオンラインショッピングが活況になる一日であるので「サイバーマンデー」と呼ばれています。
2013年のサイバーマンデーでは、オンライン売上高は約2050億円を計上するなど、小売業界にとっては明るい材料だと言えます。
上述の通り、「ブラックフライデー」後の日経平均株価は上昇傾向にあります。もちろん今年も同じような動きをするという保証はありませんが、このビッグイベントを機に上昇しそうな銘柄を選別してみてはいかがでしょうか?
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