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ポートフォリオ運用において重要な「リバランス」の考え方とは

2015/08/04

まだ、2015年は約5ヵ月残っているので、少し気の早い話になってしまうかもしれませんが、今年の日本株の上昇は世界の中でもかなり上位に入る気がしてなりません。結果として、ポートフォリオにおける日本株への資産配分割合は、運用開始当初と比較してかなり高くなってしまうことが予測されます。
そこで、忘れてはならないリバランスの考え方について述べることにしましょう。

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リバランス運用とは

「資産運用においてポートフォリオ(資産全体)のリスク管理をしながら、相場の変動などにより変化した資産配分の比率を定期的に修正するという運用手法」

わかりやすくするために、投資金額100万円、当初に構築したポートフォリオの資産配分を国内外の株式と債券に25万円(25%)ずつ均等に投資したとしましょう。
運用が開始されてから数年が経過し、当初の100万円は120万円と順調に資産は増えています。ただし、順調に増えているとはいえ、国内外の株式、債券という4つの資産クラスが均等に増えていくことはありません。
数年が経過したポートフォリオの内訳をみると、国内債券は23万円、国内株式は35万円、外国債券30万円、外国株式32万円というように、増えている資産クラスがある一方、減少している資産クラスもあります。
当初の資産配分は25%ずつ(25万円ずつ)の均等投資ですから、数年経過したポートフォリオでは国内、外国株式への資産配分が増えてしまっていることになります。
このまま運用を継続していくと、ポートフォリオを作成した時に期待した収益よりも高い収益が期待できる反面、リスクをとったポートフォリオに変化していることから、損失も大きくなる可能性も高くなっているのです。そこでリバランスを行う必要が出てくるのです。

リバランスは、増えた資産クラスを売却し、減少している資産を買いますことになります。
数年経過したポートフォリオの場合、当初の資産配分の割合は25%ずつの均等投資ですから、資産が増えた今、4つの資産クラスに30万円ずつ均等投資することになります。
国内株式5万円と外国株式2万円を売却し、売却益を7万円で国内債券を買い増すことになります。外国債券は30万円ですので、何もする必要はありません。リバランスを行うことで、期待収益、予測損失が当初の一定に範囲内に収まる可能性が高くなるのですが、リバランスを頻繁に行うと売買手数料等で余計な投資コストを負担することになりかねません。
短くて1年、だいだい2~3年程度に1度リバランスを行うとよいでしょう。

リバランスは、ある資産クラス、たとえば国内株式であれば全てを売却する必要はありません。通常は一部売却になるため、一部売却が行いやすい株式投資信託やETF(上場投資信託)など小口資金で投資ができる商品を活用した方が、個別株式でポートフォリオを作成するよりもリバランスは行いやすくなるはずです。

資産運用はポートフォリオを作成しただけで終わりではありません。定期的なメンテナンスが必要だと考えてください。

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