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積立投資の王道?「ドルコスト平均法」のメリットとデメリット

2015/07/15

株式のように値動きのある投資対象は、誰しも最も安いところで買って、最も高いところで売りたいことでしょう。しかしながら、相場の天井や底は時が経過してから株価チャートを振り返ることで初めて判明するもの。「さすがにそろそろ底打ちするだろう」と思って買ったものの、さらに株価が下がることは日常茶飯事です。

つまり、売買のベストタイミングを正確に察知することは不可能だということ。
一度に資金を投じてしまわず、コツコツと積立投資を続けて「時間分散」を図るのが資産運用の定石です。そして、その際には「ドルコスト平均法」と呼ばれる手法を用いるのが有効だと言われています。

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ドルコスト平均法のメリット

名称だけから想像すると難解そうに思うかもしれませんが、要は「毎回、定額ずつ資金を投じていく」というものです。相場の下落中はもちろん、上昇中でも毎回の投資額は同じですから、当然ながら時価が安い局面では多くの量を買い付けることになる一方、高い局面では少ない量しか買い付けられません。

その結果、「毎回、定量ずつ買い付けていく」というパターンと比べて、平均的な買い付け価格が割安に抑えられるのです。

まだまだ上がると思って一気に資金を投じた途端、相場が下落に転じるというケースは、実に多くの投資家が経験していることでしょう。いわゆる“高値づかみ”ですが、「ドルコスト平均法」に徹していれば、前述したように相場が高い局面ではおのずと買い控えられるので安心です。

しかも、「まだまだ上がるのではないか?」などといった予想は当たることもあれば、外れることもあるもの。そういった相場観を排除して機械的に投資を続けていくので、値動きに一喜一憂したり、判断を迷ったりすることもありません。

特に相場が低迷している局面では、とかく恐怖心から投資を躊躇しがちでしょう。ところが、「ドルコスト平均法」なら感情を挟むことがありませんし、安いうちにたくさん買っていきますから、先々で値上がりに転じた際に収益が大きく拡大します。

ドルコスト平均法のデメリット

もっとも、この手法にデメリットがないわけでもありません。たとえば、相場がずっと下落し続ければ、どれだけコツコツと投資を続けていっても、いっこうに報われることはありません。たとえば、2007年に米国でサブプライムショックが発生する直前にこの手法で日本株に投資をスタートしたとすれば、2012年11月からアベノミクス相場と呼ばれる上昇が始まるまでは、けっして納得できる結果が得られなかったことでしょう。

また、逆に相場がずっと上昇し続けている場合も、「ドルコスト平均法」が最良の選択ではなくなってきます。なぜなら、相場が上昇を始めた初期の段階で一気に資金を投じたほうが収益は大きくなるからです。底値圏で大量に買い付ける結果は得られるものの、そのタイミングで一気に資金投入した人には太刀打ちできないのです。

とはいえ、ここで思い出していただきたいのは冒頭で触れた話。首尾よく底値で集中投資できたとしても、それはたまたま相場観が正しかっただけにすぎず、実際には予想が外れるケースも少なくないでしょう。

加えて、現実にアベノミクス相場が訪れ、その後も上昇傾向が長期化して日経平均株価が15年ぶりに2万円台を回復したように、どこまでも下げ止まらない市場も存在しがたいものです。上がったり下がったりを繰り返すのが相場の宿命ですから、その意味でも「ドルコスト平均法」は実に合理的な手法だと言えます。

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