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注目!2017年ノーベル賞有力候補と株価への影響

2017/09/25

毎年10月に発表されるノーベル賞。2016年は3年連続で日本からノーベル賞受賞者を輩出したことでも話題になりました。特に生理学・医学賞、化学賞、物理学賞の3つは日本人候補者が多く、毎年受賞シーズンになると関連企業の株価がプラスに動き、目が離せません。

そこで今回は、ノーベル賞と株価動向の関係、そして2017年の有力候補と、それぞれの研究分野に関わる注目のノーベル賞関連銘柄について解説します。

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ノーベル賞と株価の関係性とは?

物理学、化学、医学・生理学、文学、経済学、平和の6分野で、人類の幸福に貢献するような世界的な功績を残したと認められる人に贈られるノーベル賞。
2017年は、10月2日(月)の生理学・医学賞を皮切りに、3日(火)に物理学賞、4日(水)に化学賞の受賞者発表が行なわれる予定です。

この自然科学3賞は株式市場にも大きな影響を及ぼし、特に日本からノーベル賞受賞者が輩出されると、その研究分野に関連した「ノーベル賞関連銘柄」は人気化する特徴があります。

2012年、京都大教授の山中伸弥氏が、再生医療の実現につながるiPS細胞の作製でノーベル生理学・医学賞を受賞したことがきっかけとなり、バイオ関連株が軒並み急騰したことも記憶に新しいところです。
昨年の2016年は、東工大栄誉教授の大隅良典氏が、「オートファジー(自食作用)」の解明によりノーベル生理学・医学賞を受賞したことから、関連するバイオ関連銘柄の株価が上昇しました。

各賞で受賞が有力と目される研究と関わりのある一部の関連銘柄に思惑が集まり、毎年目が離せないノーベル賞で、今年2017年、自然科学3賞それぞれ有力視されている研究分野と、注目の関連銘柄をまとめてご紹介します。

2017年のノーベル賞有力候補と、注目の関連銘柄まとめ

【ノーベル生理学・医学賞】
生理学・医学賞分野は、ノーベル賞受賞発表と同時期の10月上旬に、日本癌学会が開催されることも手伝って癌関連銘柄に注目が集まっています。
国際的に活躍している日本人研究者も多く、特に免疫分野は高く評価されています。癌や自己免疫性疾患の治療薬に応用できる発見をした研究者をチェックしておきましょう。

《2017年のノーベル生理学賞・医学賞有力候補は?》

・本庶佑氏(公益財団法人先端医療振興財団理事長)
癌免疫治療に貢献する「PD-1」という遺伝子の発見で、免疫分野の最有力候補として注目されています。

・坂口志文氏(大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授)
昨年カナダのガードナー賞を受賞しており、免疫の暴走を抑える「制御性T細胞」を発見しました。

本庶氏と癌免疫治療薬「オプジーボ」を共同開発し、販売をおこなっている「小野薬品工業(4528)」は、生理学・医学賞分野で要チェックの銘柄です。

【化学賞】
今年の化学賞で台風の目となる注目の研究分野が、スマホやパソコン、電気自動車のバッテリーとして身近に利用されているリチウムイオン電池です。
また、生き物の遺伝子情報を自由に設計することができる「ゲノム編集」も要チェックです。これまでの遺伝子組み換えとは比べ物にならないスピードで遺伝子操作が可能となるため、より良い食品や医療技術の開発に役立つと言われています。

《2017年のノーベル化学賞有力候補は?》

・吉野彰氏(名城大学大学院理工学研究科教授)
旭化成でリチウムイオン二次電池の開発を成功させた中心人物で、本年度のノーベル賞でも最有力と言われている候補者の一人です。

・石野良純氏(九州大学教授)
ゲノム編集技術CRISPRという遺伝子配列を発見した研究の第一人者です。

リチウムイオン二次電池の主要特許を押さえている旭化成(3407)はもちろん、正極材料を主に取り扱っている田中化学研究所(4080)、蓄電容量を大幅にアップさせるカーボンナノチューブの量産工場を有している日本ゼオン(4205)は注目の銘柄です。また、ゲノム編集に関しては、特許ライセンスを持っているタカラバイオ(4974)を押さえておきましょう。

【物理学賞】
物理学賞の受賞テーマには規則性があり、物性物理の分野とそのほかの分野が交互に受賞すると言われています。
法則通りにいけば、今年は物性分野が受賞することになりますが、実は変動要因があります。それは、米研究グループが重力波天文台「LIGO」によって「重力波」の初観測に成功したことです。
そのため今年は規則性に関わらず、「LIGO」を建設に関わった研究者が天文・宇宙物理分野を受賞するのではないかという見方もされています。

《2017年のノーベル物理学賞有力候補は?》

・飯島澄男氏(名城大学終身教授)
リチウムイオン電池と関連して化学賞関連でも注目されているカーボンナノチューブを発見しました。

日本の物理学は世界レベルで見ても最先端と言われる分野です。そのため、法則通り物性物理の分野だった場合、最大3名の日本人候補者が選ばれることも期待されています。
化学賞同様、カーボンナノチューブの関連企業(例 クラレ:3405 タキロンCI:4215 古河電:5801 リンテック:7966 など)はチェックしておきましょう。

毎年注目の村上春樹氏は?

文学賞で毎年注目される村上春樹氏。発表前に文教堂HD(9978)や丸善CHIホールディングス(3159)の株価が急騰し、受賞を逃した途端に急落したり大きな影響を与えています。

2017年も多くの日本人がノーベル賞受賞者候補として名前が挙がっています。人類の未来を明るく照らす研究分野に、市場の熱い視線が寄せられています。

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