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ADP雇用統計とは?米労働省の雇用統計との違いとマーケットへの影響

2017/05/29

世界最大の経済大国であるアメリカの経済状況は、世界景気に大きな影響を与えるため非常に重要です。とくにアメリカ労働省が毎月発表している雇用統計は、重要な経済指標として注目されています。

しかし雇用統計の数字は、予測が難しく、サプライズが起きやすい特徴があります。そのため最近では、民間の会社が発表しているADP雇用統計といった先行指標が、マーケットなどで重要視されています。

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米雇用統計は景気動向を知るための重要な経済指標

雇用統計は、毎月初めの金曜日にアメリカ労働省から発表されている全米の雇用に関する統計です。アメリカ全土にある企業や政府機関に対して調査をおこない、月ごとの雇用情勢を発表するもので、景気の動向を知るのに重要な経済指標といわれています。

なかでも、非農業部門に属する事業所の給与支払帳簿をもとに集計される「非農業部門就業者数」と、労働人口における失業率はとくに注目され、アメリカの公開市場操作の方針を決定するFOMC(連邦公開市場委員会)がおこなう金融政策に大きな影響を与えます。

雇用統計の数字は、プロのアナリストでも予測が難しく、サプライズが起きやすい傾向があります。とくに非農業部門雇用者数が想定以上に増減すると、外国為替市場や株式市場などのマーケットが大きく動くきっかけになります。

マーケットの動きに影響を与える雇用統計の予測に役立つAPD雇用統計

非農業部門就業者数を予測するために開発されたADP雇用統計ですが、必ずしもアメリカ労働省の発表結果と同じになるとは限りません。

ADP雇用統計は、あくまでADP社の顧客データをもとに算出しているので、こちらでよい結果が出ても、実際の非農業部門雇用者数では悪い結果が出ることもあります。そのためADP雇用統計を完全に信じるのではなく、あくまで先行指標として参考にとどめておいたほうが安全です。

ただし、予測と結果にギャップが生じてサプライズが大きくなると、マーケットはより大きく動く傾向があります。また、予測の内容が前月より大幅に上下したときにもマーケットが急激に動くことがあるので、ADP雇用統計のチェックはしっかりとしておきましょう。

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