もうすぐ自動運転フィーバーが来る?注目の自動運転関連銘柄3選
ドライバーがいなくても目的地まで走行できる自動運転(スマートカー)は、自動車産業において今、最も注目を集めているテクノロジーのひとつです。2030年頃には、自動運転車が20兆円規模の市場を創出するという試算があります。開発の先頭を行く企業の情報は、株価が急騰する前に掴んでおくと有利になるでしょう。
自動運転車は東京オリンピックを目処に普及する?
自動運転の技術レベルは、4つの段階を経て実用化へ向かっています。現在第2段階(アクセルやブレーキ、ハンドル操作などのうち複数の操作をシステムが行う)は一部が実用化していますが、まだ運転者の操作なしでは走行が成立しない状態です。
東京オリンピックが開催される2020年頃には、すべての操作をシステムが行い、緊急時に運転者が対応する「第3段階」まで到達させることを目標としています。完全な無人運転が可能になる「第4段階」に到達するのは、2025年頃と予想されています。
自動運転の関連銘柄が大きな利益を上げる可能性も
日本国内やヨーロッパ、アメリカの自動車会社はもちろんのこと、自動車開発との関連が連想しづらい企業も深く関わっています。例えば、グーグル(Google)は2010年に初めて自動運転車を発表し、それ以来急ピッチで開発を進めているそうです。
グーグルが熱心にスマートカーの開発を進めているのは、自動運転技術を高めることで、地図サービスに必要不可欠な情報を充実させることができるからだという指摘があります。その他の企業も、さまざまな狙いから、自動運転の技術開発に力を入れています。
今後も意外な企業が、これからのスマートカーが作る大規模市場に絡んでくることは、確実と言って良いでしょう。今のうちからこのような企業の株に目を付けておけば、近い将来訪れるスマートカーフィーバーで、大きな利益を上げられる可能性が高くなります。
注目の自動運転関連銘柄3選
今後のためにチェックしておきたい関連銘柄を3つ紹介します。ほんの一部ですが、注目株となる可能性が高い企業です。
1. 株式会社テクノスジャパン(3666)ITコンサル
子会社が、世界的に有名な自動車運転技術会社「ZMP」と提携している。業績は安定。
2. パイオニア株式会社(6773)カーエレクトロニクス
自動運転車に搭載される計測機器の開発をしている。カーナビで得た技術を極限まで活かす開発姿勢などから、この事業への本気度がうかがえる。
3. 沖電気工業株式会社(6703)位置情報
ETC関連事業で培われた技術を活かし、スマートカーの位置情報を補完する製品の実用化に取り組んでいる。自動運転における渋滞を緩和するときなどに有効な技術。
以上の3企業が今後注目を集めそうな銘柄です。ただし、これらの銘柄の購入を勧めているわけではありませんので、あくまでも参考として捉えてください。
自動運転が実現するのは、そう遠くない未来になるでしょう。革新的な技術は、経済に大きな動きを与えるものです。今からスマートカーの関連銘柄をチェックして、将来の利益を見据えた株の売買を考えましょう。
※※注意事項※※
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記載したコメントの内容及び関連銘柄一覧は、必ずしも将来実績を示唆するものではありません。
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