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FRBにおける重要指標「PCE」を徹底解説

2023/09/21

米国の政策金利の引き上げ余地があるのか?もう打ち止めなのか?
多くの投資家が注目をしているでしょう。
米国の政策金利を決定するFRBが注目している経済指標の1つに「PCE」があります。
今回はPCEとはどのような指標か?また、PCE同様、インフレ指標として注目される米CPIとの違いについて解説します。

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PCEとは

PCEとはPersonal Consumption Expendituresの頭文字をとったもので、米国個人消費支出のことです。米国の家計が消費した財やサービスを集計した経済指標で、米商務省が毎月公表しています。米国の個人消費支出はGDPの約7割を占めるとされており、GDPの先行指標として重視される指標です。

また名目PCEを実質PCEで割って算出するPCEデフレーターは、消費段階での物価上昇圧力を測ることができます。

PCEデフレーターから、価格の変動が大きい食品とエネルギーを除いた「PCEコアデフレーター」は、インフレやデフレの度合いを測る指標として、特にFRBでは重要視しています。

なおPCEデフレーターは、米商務省が毎月下旬に前月分のデータを公表し、四半期GDP発表時には、四半期ベースのデータも発表されます。

PCEと米CPIの違い

CPIとはConsumer Price Indexの頭文字ととったもので、消費者物価指数のことを指します。米国で発表されるCPIは都市部で生活する消費者が購入する財やサービス価格の変化を指数化した指標で米労働省労働統計局から発表され、物価の動きを測る物差しとして用いられます。

米CPIとPCEは2大インフレ指標として、投資家から注目を集める経済指標ですが、主に「調査方法」「調査範囲」「公表日」の3つの違いがあります。

調査方法

米CPIは食品・住宅・アパレル・医療費・教育費など約200項目の価格の変化を指数化したものです。一方、PCEは米国の個人が実際に使った金額を基に集計して指数化しています。
また医療費のように、企業や政府が支出することで消費者が享受するサービスについては、米CPIは自己負担のみ集計されますが、PCEは全額が集計されます。そのためPCEは医療費のウエイトが高くなる傾向があり、米CPIは住宅費用のウエイトが高い傾向があります。

調査範囲

米CPIの調査範囲が主に都市部であるのに対し、PCEは全米が対象で、企業の小売りデータを基にしています。PCEのほうがより広範囲に調査されていると言えるでしょう。

公表日

PCEが毎月下旬に前月分が公表されるのに対し、CPIは毎月中旬に前月分が公表されます。これはPCEのほうが調査範囲が広く、計測方法も煩雑であることから調査に時間がかかるためです。

PCEと米CPIの違いをまとめると以下の通りとなります。

FRBはPCEと米CPIのどちらを重視する?

PCEと米CPIはどちらも重要な指標ですが、新製品や低価格品への代替行動が反映されます。上昇方向へのブレが生じにくく、より米国の物価動向を正確に示していることからFRBはPCEを重視します。
実際にFRBは米議会に提出する「金融政策に関する報告書」や、FOMCが公表する経済予測の中でも、インフレ見通しを示す際にPCEデフレーターを使用しています。

なるべく早く市況を知って投資判断をしたい投資家は米CPIを重視、FRBはより物価動向を正確に把握して判断をしたいためにPCEを重視すると考えられます。

まとめ

PCEとは米国の家計が消費した財やサービスを集計した経済指標です。価格の変動が大きい食品とエネルギーを除いた「PCEコアデフレーター」は、特にFRBでは重要視しています。CPIとPCEは2大インフレ指標として、投資家から注目を集める経済指標ですが、より米国の物価動向を正確に示していることからFRBはPCEを重視します。

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