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完全自動化に向けて動く 自動運転関連企業を改めて学ぶ

2023/01/26

自動運転に関する技術は、日本ではホンダが自動運転初歩の段階であるレベル3の市販車をすでに販売しています。
しかしアメリカや中国では一定条件の元ではすべての運転をシステムが行ない、作動継続が難しい場合もドライバーやオペレーターなどの介入を期待しない、レベル4への拡大が進んでいます。

今回は今後成長が期待される要注目の自動運転関連企業を紹介します。

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自動運転レベルとは?

自動運転は米国自動車技術者協会(SAE)や国土交通省が、自運転操作の主体や走行可能エリアにより応じて6段階に区分しており、レベル5まで到達すると、完全にすべての運転操作が自動化されることになります。

日本では2025年を目途にレベル4を実現し、レベル5への到達は今のところ未定です。

出典:JAF 自動運転はどこまで進んでいますか?

自動運転の最先端を行く海外の自動運転銘柄

まずは自動運転の最先端を行くアメリカや中国の企業と、主な技術について見て行きましょう。

GM

誰もが知っている米国の老舗自動車メーカー。かつては世界販売台数一位を誇っていましたが、サブプライムローン問題を発端とした金融危機の影響を受け、売上げが激減。2009年6月に連邦倒産法の適用を受け、一時国有化されましたが、2010年にニューヨーク取引所に再上場し復活を遂げています。

2016年には自動運転のスタートアップであるCruiseを買収し、2020年の始めにはサービス専用の自動運転車「Origin」を発表。米国や日本、ドバイなどでロボタクシーサービスを展開する予定です。

 

ADAS※関連でも同社は進化を遂げており、高速道路でハンズオフ運転を可能にするレベル2「Super Cruise」の搭載車種を拡大。対象道路はすでに32万キロを超えています。今後はSuper Cruiseの10倍の範囲をカバーする「Ultra Cruise」も導入する予定です。

 

※ADAS(エーダス(Advanced Driver-Assistance Systems))とは、先進運転支援システムのことで、ドライバーが安全かつ快適に運転できるよう、周囲の情報を取得して警告したり、運転を制御したりする運転支援機能のことです。

例)車線のはみ出しを検知すると警告音などで知らせる機能、駐車場や後退時に自動車や歩行者などがいた場合に警告音などで知らせる機能など

Google

自動運転は自動車メーカーだけではなくIT企業の参入も目立ちます。GoogleはWaymoという自動運転開発企業を分社し、2018年にロボタクシー事業Waymo Oneをスタートしています。

その他、ボルボやダイムラートラックなどとも業務提携し、自社開発のWaymoの自動運転システムであるWaymo Driver搭載の車を共同開発して行く方針。

Baidu

中国IT企業大手で、オープンソフトウェアプラットフォームを活用して「Project Apollo(アポロ計画)」を展開。多くの企業と共に自動運転システムや関連技術の開発を進めており、ロボタクシー事業や、ドライバーレス有料サービスもすでにスタートしています。

Aeva Technologies

Aeva Technologies 2021年にニューヨーク証券取引所にSPAC上場を果たしたLiDAR開発企業。2021年にデンソーやニコンと次世代LiDAR※の共同開発を進めて行く方針を発表しています。

LiDAR(ライダー(による検知と測距(Light Detection And Ranging)))・・・紫外線を使って対象物に光を照射し、反射光を光センサーでとらえることで距離を測定する技術、あるいは装置。自動運転には欠かせない技術と言われています。

国内の自動運転銘柄

アメリカや中国に比べるとやや遅れを取っていますが、国内の技術も着実に進化を遂げています。国内の自動運転銘柄を見て行きましょう。

アイサンテクノロジー

オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autowave」を開発するティアフォーとさまざまな自動運転技術に関連する開発を進めており、2019年にはティアフォー、損保ジャパン、KDDIといった企業と自動運転タクシーを共同開発。2020年には公道で実験走行も行なっています。

ソニー

ゲーム機器メーカーとして知られているソニーですが、自動運転関連でもイメージセンサー技術やLiDAR関連の技術開発などに力を入れています。
2020年には5Gネットワークへの接続機器を搭載したオリジナルの試作車「VISION-S」を発表、すでに車両走行テストも行なわれています。

投資信託もある

また自動運転関連を集めた投資信託やETFもあります。
特定の企業よりも、自動運転関連の将来に魅力を感じる人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

【主な投資信託】
・グローバル自動運転関連株式ファンド
・eMAXIS Neo自動運転
・ETF「ARKQ」(ARK Autonomous Technology & Robotics ETF)
・ETF「IDRV」(iShares Self-Driving EV and Tech ETF)
・ETF「DRIV」(Global X Autonomous & Electric Vehicles ETF)

まとめ

自動運転関連の技術の進化に伴い、従来の自動車メーカーだけではなくIT企業も自動車を製造するなど、業種の垣根を超えた開発が進んでいます。
しかしお互いが競い合うのではなく、共同開発を進める動きが目立つのも自動運転関連の特徴です。
まだ世界を見渡してもレベル5に到達している企業は存在しないことから、まだまだ各企業、進化を遂げて行くでしょう。関連業種の株価にも期待したいですね。

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