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流行の「リカレント教育」支援制度を全般解説する

2022/07/21

リカレント教育という言葉を聞いたことがありますか?リカレント教育とは、社会人になっても仕事と学習を必要なタイミングで繰り返していく考え方です。
リカレント教育は、近年の情報技術の発達や働き方改革、雇用の流動化などの影響により、働く環境が大きく変化する中、注目を集めている考え方で、国も手厚い支援制度を用意しています。

今回は、いま流行りのリカレント教育と、関連する主な国の支援制度について解説しています。

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リカレント教育とは?

リカレント教育とは(recurrent)とは、学校を卒業した後も生涯にわたって仕事と学習を必要なタイミングで繰り返す考え方です。

リカレントは本来、「繰り返す」・「循環する」という意味があり、会社を休職や転職で空いた期間や就業時間外を利用して自分自身のスキルや知識をアップデートさせて自身のキャリアアップに結びつけていくことが望ましいという考え方が元になっています。

具体的には、金融機関に就職したので資格取得講座に通う、将来、管理職になりたいのでチームマネジメントの講座を受ける。会社を退職して休職している期間中に勉強をするか、会社に勤務しながら勉強をするかなどがリカレント教育にあたります。

勉強の方法や内容、期間なども全て自分で決めるもので、実施するにあたり年齢や役職による制約などもありません。

リカレント教育と生涯学習の違い

リカレント教育は生涯学び続けていくという意味があるため、「生涯学習」と混同してしまうかも知れません。

しかし、リカレント教育は現在の職場や将来のキャリアアップによって、生涯現役で働き続けることを目的とした教育であるのに対し、生涯学習は自分の人生を充実させることを目的とした生涯学習とは少し意味合いが異なります。

なぜリカレント教育が流行りなのか?

これまでは、①学校で教育を受け、②就職をして、終身雇用制度により定年退職まで勤め、③退職後はリタイア後の生活を送るという3ステージ型の人生が一般的でした。

しかし近年では、情報技術の発達や働き方改革、雇用の流動化などの影響により、フリーランスとして働く、転職をする、子育てや介護をしながら働く、定年退職後も再雇用で働くなど働き方が多様化しています。

こうした働き方や生活様式が激しく変化をする中においては、これまで以上に変化に対応する力が求められます。こうした変化に対応するための手段として、学習によって新たな技術やスキルを身に付けるリカレント教育は非常に注目を集めているのです。

リカレント教育の支援制度

リカレント教育は国も後押しをしており、厚生労働省と経済産業省、文部科学省と連携して、キャリア相談や、学び直しの経済的支援を行っています。

リカレント教育の主な支援制度の紹介

・教育訓練給付金
一定の要件を満たした方が、厚生労働省大臣の指定する講座を受講し終了した場合、負担した費用の20%から70%が支給されます。

・高等職業訓練促進給付金
資格取得を目指すひとり親の修学期間中の生活費を支援する制度です。支給額は月額10万円(住民税非課税世帯は7万500円)。
【対象資格】
看護師、准看護師、保育士、介護福祉士、調理師など

・キャリアコンサルティング
在職中の方を対象に、キャリア形成サポートセンターにてキャリアコンサルタントに今後のキャリアなどについて無料で相談ができます。

・マナビDX
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まとめ

学校を卒業した後も生涯にわたって必要なタイミングで仕事と学習を繰り返していく考え方をリカレント教育といいます。
近年では、情報技術の発達や働き方改革、雇用の流動化などの影響により、働き方が多様化しており、長く働いていくためには、働く側がスキルや技術を自主的に学習してアップデートさせていく必要があるでしょう。

国としても、キャリア相談や学びにかかる費用を支援する制度を用意するなど、リカレント教育は注目されています。

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