注目のクラファン企業「マクアケ」を徹底分析

2020/10/08

日本のクラウドファウンディング(クラファン)市場では、このところ「マクアケ」という企業が注目を集めています。

クラウドファウンディングとは、事業や商品開発、販売、サービス提供などをはじめるにあたって資金が必要な個人や企業が、小口の資金を募るウェブサービスです。

これまで日本国内では、家入一真さんが率いるキャンプファイヤーが圧倒的な知名度とシェアを誇ってきましたが、後発である「マクアケ」が急激に追い上げているという形です。

注目のクラファン企業である「マクアケ」について、徹底的に分析します。

「マクアケ」はサイバーエージェント出身

急成長を続ける「マクアケ」は、サイバーエージェントの子会社による事業としてサービスの提供を開始し、現在では独立して運営が行われています。

事業が開始されてからの歴史は意外と古く、2013年からクラウドファウンディングを主体として営業を開始しました。ただし、創業時の会社名は「サイバーエージェント・クラウドファンディング株式会社」でした。

ウェブサイトの開設当初から、サイト名には「マクアケ」の名称が使用されていますが、会社名を「マクアケ」としたのは2017年のことです。

調達額1億円の日本新記録を樹立

会社名を「マクアケ」と改めることになった2017年、まだ旧名で事業を行っていた7月に、クラウドファウンディング「マクアケ」は当時の日本新記録となる調達額1億円を達成しました。

和歌山に拠点を置く企業が行った「glafitバイク」という自転車と電動バイクを掛け合わせた新しいタイプの乗り物の発売に向けた資金調達プロジェクトで、当初の目標額である100万円を1時間で突破し、募集開始から2か月目で調達額が1億円を超えています。(最終的な支援金額は、1億2800万4810円)

「マクアケ」のサービス利用にかかる手数料は、調達額の20%ですので、単純計算ではこの1つのプロジェクトのみで同社には2400万円以上の収益があったことになります。

「マクアケ」の提供しているクラファン事業

「マクアケ」は、クラウドファンディングを提供する企業として、新しい商品やサービスへの資金調達を主軸としているものの、その他にも2つの事業を行っています。

まず、民間の企業や個人ではなく地方自治体が発起人となってクラウドファンディングのプロジェクトを立てる形式の「マクアケ・ガバメント」というサービスがあります。

「マクアケ・ガバメント」は、ふるさと納税での活用を想定したもので、地方自治体が地元の特産品などをクラファンのリターンとして提供して、一般からの資金を集めるものです。

また、企業による利用を想定したサービスとして「マクアケ・インキュベーション・スタジオ(MIS)」があります。企業が研究開発を行った技術や、まだ世に出ていない企画を、クラウドファンディングを利用しながら製品やサービスとして事業化するものです。

豊富なデータを保有している「マクアケ」が、企業に対してクラウドファンディングを活用したコンサルティングを行い、資金調達だけではなく情報拡散やマーケット調査を支援しています。

注目のクラファン企業「マクアケ」

2011年にサービスを開始したキャンプファイヤーから遅れること2年、後発としてクラウドファンディング事業を開始した「マクアケ」は、サイバーエージェンの子会社からはじまりました。

民間の個人や企業による自由にプロジェクトを立てるキャンプファイヤーに対して、「マクアケ」は地方自治体や企業へのコンサルティングなどを行うことによって、積極的な支援を行うことが特徴であると言えます。

数多くのクラウドファンディング会社が乱立するなか、今後も「マクアケ」がどのように独自性を出していくのか、引き続き注目する必要がありそうです。

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