富裕層がやっているお金の増やし方とは?参考にしたい資産運用のコツを紹介
富裕層とは、純金融資産の保有額が1億円以上、5億円未満の世帯を指します。
富裕層に共通するのは、お金の増やし方を知っているということです。
1億円もの資産を、ただコツコツと貯金をして形成したという富裕層はほとんどいません。
富裕層は、必ずと言っていいほど資産運用(投資)によってお金を増やしています。
そこで今回は、富裕層が実際にやっているお金の増やし方、参考にしたいコツを紹介します。
富裕層がやっているお金の増やし方
まずは、富裕層がお金を増やすために重視している資産運用のポイントを見ていきましょう。
長期的な視点をもつ
着実にお金を増やすには、長期的な視点を持つことが重要です。
ギャンブルに近い短期投資(投機)に多額の資産を費やしている富裕層はほとんどいません。
目先の利益を追うのではなく、常に長期的な視点を持ち、継続的に利益を得ることで、億単位の資産を形成しているのが富裕層の特徴です。
長期投資とは、一般的には10年以上の投資期間をかけることを指します。
適切なポートフォリオで長期的な資産運用を行い、経済状況やライフイベントに応じて定期的な見直しを行っていけば、最終的に負けることはないというのが富裕層の考え方です。
分散投資をする
多くの富裕層は、複数の金融商品を運用しながらお金を増やしています。
これは、1つの金融商品に集中投資をして、大きな損失をだしてしまうリスクを避けるためです。
運用する資産の額が非常に高額なため、日本だけではなく世界に目を向けたグローバル分散投資をする富裕層も少なくありません。
ちなみに、年金積立金管理運用独立行政法人の運用ポートフォリオは、国内株式・外国株式・国内債券・外国債券を、それぞれ25%ずつが基本の構成割合となっています。
複利効果で積み上げる
多額の資産を運用する富裕層は、複利効果によって大きくお金を増やしています。
複利効果とは、運用によって得た収益を再度投資することで、利息が利息を生みながら雪だるま式に増えることです。
複利効果でお金を増やすには、できるだけ早く投資を始めることが重要です。
まとまった資金ができてから投資を始めるのではなく、少額でも毎月積立投資を始めておいたほうが、お金が増える可能性は高いです。
例えば、毎月3万円を10年間、年利3%で運用した場合、積立総額は360万円、資産総額は419万円となります。しかし、360万円を年利3%で1年間運用しても、371万円ほどにしかなりません。
富裕層は常に中長期的な視点を持っているからこそ、複利効果が活かされるのです。
得意分野にしか投資をしない
「よく分からないものに投資をしない」というのも、富裕層に共通する特徴です。興味本位で投資をしたり、目新しいものに手を出したりしていると、大きな損をしてしまう可能性があるからです。
知らない、分からないということは、大きなリスクとなります。
富裕層は、ただ単に「流行っているから」という理由で安易に投資をするのではなく、自分でもしっかりと調べて知識をもち、そのうえで明確な指標を持って投資判断をしています。
富裕層の資産運用を参考に!お金を増やす3つのコツ
富裕層がやっているお金の増やし方は、一般層にとっても参考になるものばかりです。
ここからは、富裕層がお金を増やすために実践している3つのコツを紹介します。
少額投資でも役立つものばかりなので、ぜひ参にしてください。
日々の値動きに一喜一憂しない
富裕層の資産運用では、長期的な視点を持つ人が多いことを説明しました。
相場はずっと上がり続けることもなければ、下がり続けることもありません。
投資を初めてすぐは含み損を抱えてしまうこともあるかもしれませんが、だからといって一喜一憂する必要はないのです。
適切なタイミングでの損切りは必要ですが、日々の値動きだけをみて、結論を急がないことも大切です。
ポートフォリオは定期的に見直す
長期的な資産運用では、分散投資を行う富裕層がほとんどです。
長期投資・分散投資で重要なことは、ポートフォリオの定期的な見直しです。
ポートフォリオは一度決めればそれで良いというものではありません。
経済状況の変化によって特定の資産価格が上昇すれば、全体的な構成比率が変わります。
また、収益性を重視するのか、安定性を重視するのかなど、運用方針の変化によっても見直す必要がでてきます。
投資に詳しいアドバイザーを見つける
富裕層の場合、すべての資産を一人で運用しているという方はまずいません。投資のプロがアドバイザーとなり、銘柄選びやポートフォリオの見直しなど、サポートを行うのが一般的です。
投資アドバイザーは、富裕層だけを顧客としているわけではないので、少額投資でも相談することができます。初回は無料で相談できる投資アドバイザーも多いので、まずは自分に合ったアドバイザーを探すことから始めてみてはいかがでしょうか。
お金を増やすためのアドバイザーというと、銀行や証券会社のFPを思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、特定の金融機関に所属するFP(ファイナンシャルプランナー)などのアドバイザーは、販売しなければならない商品の種類と売り上げのノルマが決まっているため、ニーズに沿わない商品を紹介される場合もあります。また、部署移動などによって担当が代わることも多いため、長い人生のパートナーとしてはあまり適していないしょう。
投資アドバイザーとしておすすめしたいのは、IFA(独立系ファイナンシャルプランナー)です。IFAなら、投資に関する知識や経験も豊富で、一人ひとりに合った投資方法のアドバイスをしてくれます。
特定の金融機関には属していないため、転勤や部署移動で担当が代わることもありません。FPと違って、実際の銘柄選びやポートフォリオの構成、実行支援もしてくれるため、手間をかけずにお金を増やすことができます。
富裕層でなくても相談できる!資産運用のアドバイザーを見つけよう
資産運用は、富裕層だけに許されたお金の増やし方ではありません。月に数万円の少額投資から始めることもできるため、まずは気軽に始めてみてはいかがでしょうか。
富裕層は早いタイミングから資産運用を始めているケースが多いです。複利効果をしっかりと得られるように、思い立ったらすぐにスタートすることがおすすめです。
ファイナンシャルスタンダードにも、投資に関する知識と経験が豊富なIFAが多数在籍しています。投資アドバイザーとして、お客様の資産運用を二人三脚でサポートいたします。
店舗はもちろん、オンラインやWEBにも対応した無料の個別面談を随時行っているので、ぜひお気軽にご予約ください。