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どっちがおすすめ?NISAとiDeCoの違い、併用するコツを分かりやすく解説

2021/11/08

NISAとつみたてNISA、iDeCoは、投資によって得た利益を非課税にすることで資産形成をしやすくするために作られた国の制度です。どちらも節税対策をしながら資産形成ができるというメリットがありますが、それぞれの違いを知ることで、どの制度が自分に合うかが分かりやすくなるでしょう。

そこで今回は、NISAとつみたてNISA、iDeCoの違いや、併用するコツについて分かりやすく解説します。

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NISAとつみたてNISA、iDeCoの違い

節税メリットがある投資制度には、「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」の3種類があります。

まずは、それぞれの特徴や違いについて見ていきましょう。

NISAとは

NISAとは、株式や投資信託などへの投資から得た運用益が非課税になる制度です。

NISAには「NISA」と「つみたてNISA」の2種類がありますが、NISAとつみたてNISAは併用することができないため、どちらか一方を選ぶ必要があります。

NISAとつみたてNISAの一番大きな違いは、非課税期間と非課税投資枠、投資方法にあります。

NISAの非課税期間は最長5年間、毎年120万円(最大600万円)分の投資に対する利益が非課税となり、投資方法に制限はありません。

つみたてNISAとは

つみたてNISAとは、長期・積立・分散投資に特化した少額からの資産形成を支援する制度です。

つみたてNISAの非課税期間は20年間、毎年40万円(最大800万円)分の投資に対する利益が非課税となり、投資方法は定期積立に限定されています。また、投資対象も長期・積立・分散投資に適した投資信託に限定されているため、投資初心者でも安心して利用しやすい制度だと言えるでしょう。

iDeCoとは

iDeCoとは個人型確定拠出年金のことで、公的年金にプラスできる「もう一つの年金」と呼ばれています。毎月自分で設定した掛金額を拠出して積み立て、自分で選んだ投資信託などの金融商品で運用し、60歳以降に年金として受け取るというのがiDeCoの仕組みです。

iDeCoの場合も、NISAと同様に投資から得た運用益は非課税となりますが、NISAとiDeCoの大きな違いは、掛金が全額所得控除されるという点にあります。これにより課税所得が減るため、運用益が非課税となる以外に、当年分の所得税と翌年分の住民税を軽減することができます。さらに、将来年金として受け取るときにも税制優遇措置が取られているため、一定額までなら税金がかからないのもメリットです。

iDeCoは月々5,000円の掛金から始めることができ、掛金の上限額は職業や企業年金の種類によって異なります。また、65歳まで掛金を拠出することができ、非課税投資枠に上限がない点もNISAとの違いです。

NISAとつみたてNISA、iDeCo、おすすめなのはどれ?

NISA、つみたてNISA、iDeCoは、いずれも節税メリットの高い少額投資に適した制度ですが、それぞれに違いがあるため、内容を理解したうえで自分に適したものを選ぶことが大切です。

まとまった資金を運用したい方には「NISA」

すぐに使う予定のないまとまった資金を使って運用を始めたいという方には、「NISA」がおすすめです。

毎年120万円まで非課税で運用することができるため、5年間で最大600万円まで非課税で運用することができます。

また、投資対象となる金融商品の選択肢が多いことや、積立だけに限定されることなく自分の好きなタイミングで随時投資ができるため、ある程度の投資経験があり、自分の裁量で投資対象やタイミングを決めたい方に適した制度だと言えるでしょう。

60歳までコツコツ長期で資産を増やしたい方には「つみたてNISA」

少額投資でコツコツお金を増やしていきたいという方には、「つみたてNISA」がおすすめです。

1年間の非課税投資枠はNISAよりも少ないですが、つみたてNISAは20年間非課税での運用ができるため、合計するとNISAよりも200万円も多い非課税投資枠を利用することができます。

また、投資対象となる金融商品は国の基準を満たしたのものみのため、投資経験のない初心者にも安心感があり、始めやすいと言えるでしょう。

老後資金を増やしたい方には「iDeCo」

コツコツと積み立てることで老後資金を増やしたいという方には「iDeCo」がおすすめです。

iDeCoは、原則的には60歳から受け取りが可能で、受取り方法には、「年金」「一時金」「年金と一時金の組み合わせ」の3種類があります。iDeCoは、運用益が非課税になるだけではなく掛金が全額所得控除の対象になるため、掛金が多いほど節税効果が高い運用方法です。

ただし、一定額を超えると受取り時に税金がかかる場合もあるため、注意しましょう。

NISAとiDeCoは併用できる!コツを解説

ここまでNISAとつみたてNISA、iDeCoの違いについて解説してきましたが、実は、NISAとiDeCoは併用することも可能です。そのため、近い将来のための資産形成と老後資金への備えのどちらも実現したいという方は、NISAとiDeCoを併用するのもおすすめです。

ここからは、NISAとiDeCoを上手に併用するためのコツを解説します。

NISAとつみたてNISAの併用はNG

NISAとiDeCoは併用することができますが、NISAとつみたてNISAは併用することができません。

そのため、iDeCoと併用する場合は、NISA又はつみたてNISAのどちらかを選択する必要があります。

NISAは1年間の非課税投資枠が120万円までと金額が多いため、まとまった資金を短期間で運用したい方や近い将来のために資金を増やしておきたい方は、NISAを選ぶと良いでしょう。1年間で投資できる資金が120万円以下で、より長期的な視点で資産を増やしたいという方は、つみたてNISAがおすすめです。

 NISAまたはつみたてNISAとiDeCoは併用OK

NISAまたはつみたてNISAとiDeCoは併用が可能です。

5~10年以内に必要な資金と老後の資金をバランス良く運用して増やしたい方は、NISAとiDeCoの組み合わせがおすすめです。また、近い将来お金を使う予定がなく、iDeCoで受け取る年金にプラスして老後の資金を増やしたい方は、つみたてNISAとiDeCoを組み合わせて利用すると良いでしょう。

NISAとつみたてNISA、iDeCoを始めるときの注意点

NISAとつみたてNISA、iDeCoは、いずれも節税メリットの高い少額投資向けの制度ですが、元本が保証されるわけではない点に注意が必要です。

そのため、どの制度を選ぶ場合であっても投資をする際は、目標や使える資金の額、どの金融商品に投資するかなどをしっかりと検討したうえで始めるようにしましょう。

 

NISAとつみたてNISA、iDeCoの活用はファイナンシャルスタンダードにご相談ください

NISAとつみたてNISA、iDeCoはそれぞれに特徴があるため、非課税投資枠や非課税期間、投資方法や投資対象となる金融商品などを正しく把握して、自分にとってメリットの高い制度を選ぶことが大切です。

ファイナンシャルスタンダードは、ヒアリングを元にしたゴールベースプランニングと資産全体のバランスの最適化により、マーケットに一喜一憂しない安定した長期資産運用を実現します。また、資産の運用中も「定期面談」「モニタリング/分析」「会員サイトによる分析レポートやレポート動画、資産運用が学べる動画の配信」などファイナンシャルゴールに向けたサポートも充実しています。

もちろん、NISAやiDeCoを活用した資産運用についても、分かりやすくアドバイスを致しますので、資産運用や資産形成に興味のある方は、ファイナンシャルスタンダードにお気軽にご相談ください。

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