世界最大のヘッジファンド 「ブリッジウォーター」を解説する

2021/06/03

ブリッジウォーターは、世界で最も大きな資産を動かすヘッジファンドとして知られています。

コンピューターを駆使した運用や、従業員が互いに監視や評価をし合う制度など、これまでのヘッジファンドとは異なる特徴で、話題になることも珍しくありません。

機関投資家のみを顧客とするブリッジウォーターは、個人投資家にとっては馴染みのない存在ですが、会社の精神や考え方には学ぶべきところが多くあります。

ブリッジウォーターの全貌を理解することは難しいですが、話題のトピックや注目すべき点についてまとめて解説いたします。

創業者はレイ・ダリオ氏

総運用額16兆円を誇る世界最大の資産運用会社ブリッジウォーターアソシエイツの創業者として知られるのは、ヘッジファンドの帝王ことレイ・ダリオ氏です。

1949年に米ニューヨークで生まれたダリオ氏は、ゴルフ場でキャディのアルバイトで得た収入を元手に、なんと12歳で株式投資をはじめ、投資家としてのキャリアをスタートさせました。

名門ハーバードビジネススクールのMBAを取得後、世界三大銀行のひとつだった当時のメリルリンチ銀行へと入行しますが、まもなく退職しています。

ブリッジウォーターを設立したのは26歳のときのことで、友人と共に自宅アパートを本社として創業しています。これが1975年のことです。

それから30年が経った2005年、ブリッジウォーターは数ある世界のヘッジファンドの頂点へと到達し、運用額で世界一の資産運用会社となりました。

投資のルールは極めてシンプル

世界最強の投資家ウォーレンバフェット氏とも通じるところがありますが、レイ・ダリオ氏やブリッジウォーターから漏れ伝わる投資のルールは極めてシンプルなものです。

レイ・ダリオ氏が、企業や国などを投資対象として判断する時に重視するのは「信用」で、信用による借り入れの大きさによって経済全体が拡大すると考えています。

ただし、信用や借り入れについては注意が必要で、支出が膨大になることによってバブルが発生し、さらには金融危機を生む可能性があるとも指摘しています。

ブリッジウォーターが大きな資産を運用しながらも、リーマンショックという今世紀最大の金融危機を乗り越え、さらには運用実績をプラスとした背景には、このような信用に対する詳細な分析があったものと思われます。

1975年の創業以来の運用益の年平均が13%を超えるという驚異的な数字は、シンプルなルールを守りながら、投資先を選別する力によってもたらされています。

ブリッジウォーターの投資手法

ブリッジウォーターでは、「ピュアアルファ」と「オールウェザー」という2つのファンドがあります。ピュアアルファには主要市場のみを投資対象とする「メジャーマーケット」があり、合わせて3種類のファンドとなります。

オールウェザーとは、日本語では「全天候」という意味で、市場がどんな状況であろうとも収益を上げることができるポートフォリオを組むことを目的としたファンドです。

また、ピュアアルファとは、日本語に意訳してみると「純粋な収益」というような意味になります。ファンドマネージャーの能力の分だけリターンが大きくなることを目指すファンドです。

機関投資家が顧客であるため、リスクが高すぎる投資をすることは出来ませんが、それでも確実な投資リターンを実現させるためのファンドラインナップとして2つの異なる目的を持ったファンドを組成しています。

世界最大のファンド「ブリッジウォーター」まとめ

レイ・ダリオ氏は、市場と同じパフォーマンスであればインデックスファンドに投資すればよいので、ヘッジファンドに投資する理由はインデックスファンドを上回る利益を得ることだと明言します。

ブリッジウォーターは、為替分析やリスク分析などについてはコンピューターをフル活用しながらも、海軍特殊部隊になぞらえて「知的なネイビーシールズ」と呼ばれるファンドマネージャーたちが、独自の分析や手腕を発揮して高い運用パフォーマンスを実現しています。

 

16兆円というあまりにも大きな資産を扱うヘッジファンドですが、小さな経済活動をしっかりと見定めながら投資をする姿勢は、個人投資家であっても学ぶべき点が多そうです。

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