投資信託の相談はどこにすればいい?IFAがおすすめの理由
投資信託に興味を持ったものの、誰に相談をすれば良いのかとお悩みの方も多いです。
お金に関わることですので身近な友人や知人に相談することもできません。
これから投資信託を始めようと考えている方のために、お金に関する相談相手や相談方法をまとめてご紹介します。
投資信託の相談ができる場所
投資信託を始めるにあたって一般的に相談の窓口となる存在についてです。
銀行に相談
まず、お金に関する相談で最も身近な存在なのが、銀行です。
預貯金や住宅ローンなど日々の生活に密着した相談だけでなく、投資信託などの運用についても銀行が窓口となっています。
ただし、銀行の各支店に投資に関する専門家がいるわけではなく、また銀行で取り扱いが可能な投資信託は非常に限られたものしかありません。
さらに銀行では数年ごとに行員の配置転換が行われるため、長期的な運用が前提となる投資信託では、担当者の引継ぎがスムーズに行われるかどうかに不安があるなど、長くサービスを利用する上では注意が必要となるでしょう。
証券会社に相談
次に、投資信託を販売する専門的な金融機関として、証券会社という存在があります。
銀行ほど多くの支店や店舗を持っていませんが、窓口での担当者との面談も可能で、取引に関するアドバイスを受けることもできます。
また、銀行と比べると圧倒的に多くの投資信託のラインナップを揃えていることも特徴です。
もちろん、株式の市況や投資トレンド、投資信託の商品内容についても詳しいため、専門家として信頼のできる存在です。
ただし、証券会社に相談するデメリットとして、自社で取り扱っていない投資信託についてはおすすめできず、会社の販売方針によって意見が変わってしまう点があります。
また、銀行と同じく、証券会社でも配置転換が頻繁に行われるため、長期的に1人の担当者にお世話になりたいと考えている方にとっては不向きだと言えます。
IFAに相談
日本ではあまり聞きなれない存在のIFAですが、世界的には投資の相談といえばIFAという国が多いです。金融都市である香港やシンガポールでもIFAの存在感は大きいです。
IFAは、銀行や証券会社のような金融機関に属さない独立した立場から、一生涯にわたるパートナーとして個人の資産運用を支えることが主な職務となります。
ただし、それぞれのIFAはプロのアドバイザーとして高い職業意識を持っているため、投資提案についてはIFAごとに専門性に違いがあることに注意が必要です。
IFAの中にも、長期運用が得意なIFA、短期の売買提案が得意なIFA、また為替などの個別の金融商品に特化した提案を行うIFAなどがいるため、比較検討し自分にとって最適なアドバイスを貰えるIFAを選定することが大切となります。
銀行や証券会社などの個々の金融機関とは異なり、世の中に存在するあらゆる金融商品の中から最適なものを紹介してくれるという点が、IFAを使う最大のメリットです。
投資信託について相談するときのポイント
銀行や証券会社、IFAなどに投資信託について相談する際、何を相談すれば良いのか分からないと感じられる方も珍しくありません。
投資信託を始める際には、どうして始めるのか(目的)、どのようにしたいのか(目標)などを明確に持つことが大切です。
ただし、全くの未経験の方にとっては目的や目標を定めることは容易ではありませんので、ゼロから相談したいという場合には、IFAに正直に話してみるのも一手です
また、ご自身の資産状況や、投資に充てることができる資金について把握することも大切です。投資にはリスクがつきものですので、全体のバランスを十分に把握しましょう。
最後に注意点として、IFAをはじめ投資の専門家に相談するためには、やはりご自身でも最低限の投資に関する知識を持つことが大切になります。
投資に関する書籍を読んでみたり、投資を解説するYoutube動画を見るだけでも、IFAと面と向かったときに相談できる質問の内容に違いがでてきます。
投資信託の相談はIFAがおすすめの理由
投資信託に限らずあらゆる投資や運用には、正解はありません。また、投資の手法によりますが「長期で継続する」ことが資産を増やす上では非常に重要になります。
IFAは、組織に属している銀行や証券会社のスタッフとは異なり、一生涯のパートナーとして長期的なプランニングからサポートまでを受けることができる金融のプロフェッショナルです。
長らく投資を続けていると、思いがけず大きなマイナスが発生したり、逆に大きな収益を得たりすることで投資を辞めてしまう方も多いです。
こうしたとき、身近な存在としてIFAがいることで、投資をとりまく荒波を乗り越え、長期的にリスクを抑えながら資産運用をすることが可能となります。
IFAは定期的にセミナーや相談会を実施しているところも多いので、サービス内容や手数料を確認し、相談してみることから始めましょう。
最後に
投資信託の相談をする窓口となる存在や、それぞれの特徴についてまとめました。
身近な存在の銀行、商品知識が豊富な証券会社、そして資産運用のアドバイザーであるIFAと、こうして見渡してみると数多くの相談相手がいることが分かります。
資産運用や投資は、ひとつの正解があるわけではなく、運用する資産の規模や、目標とするリターンに応じて、ご自身にあった最適なプランニングをすることが大切です。
最終的には銀行や証券会社を通じて運用をされる場合であっても、まず最初にファイナンシャルアドバイザーやFPに相談して、投資金額や目的、目標などを明確にされることをオススメいたします。