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ご相談内容

お客様からいただいたご相談内容

資産運用でリターンは得たいですが、リスクが心配です。どうしたらいいですか?

一定の価格変動リスクと上手に付き合うことにより、リターンを得ていくのが資産運用。目線を長期にすることが大切です。

資産運用を成功させる「長期目線」のコツ
 低リスク&高リターンの金融商品はこの世に存在しません。仮にそのようなものがあれば、世界中の投資家が先を争ってすべてを買い占めるでしょう。
魅力的な家賃収入が「確定」している投資用アパート、「低リスクで高金利」の債券、「値上がり確実」な株式。このようなものは基本的には存在しない、そう思って行動したほうが無難です。
高リターンの裏側には必ず相応のリスクが隠れています。

では、「リスクがあるから」という理由ですべての資産運用をシャットアウトしてしまってもいいのでしょうか?
もちろん、それでも問題ない人はいます。極端な例ですが、すでに資産100億円を持っていて、年間500万円もあれば生活できる堅実な人がいた場合、別にわざわざリスクを取ってリターンを狙う必要はありません。ただ、このような人は稀です。大半の人にとって老後生活に関する何らかの不安、特に資金面の不安は存在するのではないでしょうか?

「年金だけで生活していけるだろうか?」
「自分が病気になったらどのくらいの出費があるのだろうか?」
「親の介護にはどのくらいの出費を考えればいいのだろうか?」
「将来自分が介護施設に入るにはいくら必要なのだろうか?」
「子どもや孫への支援はどの程度したらいいのだろうか?」
「住居がもう古いが建て替える資金はあるのだろうか?」

考え始めたらきりがありませんが、多くの人にとって資産運用は必要になるはずです。

それでは値下がりリスクが怖いという人は、どのように資産運用をすればいいのでしょうか?
私たちは、「価格変動と上手に付き合うのが資産運用。あなたが耐えられる適切な価格変動リスクの範囲内で、目線を長期に置きながらまずは始めてみませんか?」とアドバイスしています。私たちは、資産運用は一部の人が行う特別なことではなく、すべての人が行う当たり前のことと考えています。
世の中の資産に、価格変動しないものはほとんどありません。例えば、マイホームも不動産なので毎日時価が動いています。

ただ、今日買ったマイホームを明日売ろうとは思わないですね。普通は何十年も住むつもりで家を買うケースが多いでしょう。そのため、日々「今日、家を売却したらいくらだろう?」と気にすることもありませんし、気にする必要もありません。
同様に、貯蓄性の生命保険に加入している人が、毎日「今日の解約返戻金はいくらか?」と調べないでしょう。この両者には値段が見えにくいという共通点があります。
ところが、株式等は新聞・ニュース・ネットなどで目に触れることが多いため、価格変動が目に見えてわかります。だからつい気になってしまいます。

気になってしまうことは別に悪いことではありません。悪いのは、気になりすぎてしまって、結果として運用が続かなくなることです。ただ、これは少しの工夫で防ぐことができます。
若いうちから投資を始めれば価格変動に慣れてきますし、iDeCoなどを活用すればそもそも60歳まで解約ができません。また積立投資は究極の時間分散であり、投資リスクを軽減してくれます。運用を始めるにあたり、自らのリスク許容度をきちんと把握していれば、そもそも自分に耐えられない価格変動リスクの金融商品で運用することもなくなるはずです。

このような工夫を積み重ねていけば、やがて資産運用が生活の一部になってきます。もちろん、自分が行っている資産運用に関して、節目ごとに考えたり、整理したりすることは重要です。それを繰り返していると、やがて自分は「正しい理屈」で運用していると確信できるようになってきます。資産運用は精神修行の場ではありません。少しの工夫が重要なのです。

「預金はリスクなし」は本当か?
「資産が十分あるから」「リスクが怖いから」という理由で、特に深く考えずに預金している人はたくさんいます。
ただ、「預金」というのは1つの金融商品です。預金保険で元本を保証してもらえるのは1000万円までであり、それを超えた金額はあなたが預けている銀行の信用リスクを取っていることになります。その銀行に万一のことがあれば、返ってこない可能性があるからです。詭弁に聞こえるかもしれませんが、あなたは自分で気づかないだけで、すでに「信用リスク」を取っている可能性があります。

また今の日本ではあまり表面化していませんが、預金にとってインフレは大敵です。一年間で物価が2倍になる世界を想像すればすぐわかります。預金の実質価値は一年後に半減するため、あなたは自らの資産を「インフレリスク」にすでに晒していることになります。

実は欧米の富裕層が利用するプライベートバンクでは、顧客の資産保全という単語がよく出てきます。これは定期預金にするという意味ではなく、インフレリスク等から資産を保全するという意味で使われています。つまり、どんなに資産に余裕がある人でも、最低限インフレには負けない運用をする必要があると考えられているのです。
また、国家はあなたに課税する権利を持っています。すでにその兆候はありますが、今後もどんどん税負担が増えていくことが発生した場合(消費税、相続税、所得税等)、あなたはどうしますか? それでも定期預金にしておくのか、そこまで考えておく必要があります。

何もしないことと、何も考えないことは意味がまったく違います。お伝えしたいことは、定期預金にしたからといって、決してすべてのリスクから解放されるわけではないという点です。

このようなことを日頃から考える習慣を身に付けていると、「定期預金の一部を当該銀行の発行する債券に投資してみよう」「当該銀行のドル預金にしてみよう」といった別の発想が出てくることがあります。
金融商品とは、リスクの少ない定期預金とリスクの大きな株式の二者択一ではありません。豊富な商品選択余地があり、その間にこそあなたにぴったりな商品が存在している可能性があります。

自分ですべての金融商品を学び、判断していくのは現実的ではないかもしれません。そんなときは、信頼できるアドバイザーを探してみてください。資産を増やして困ることはないはずですが、減らしてしまったら困るはずです。もっと自分に合った資産管理の方法がないか、常に探求し続けることが大切だと思います。

資産家の方には、お金を目当てにいろいろな人が近寄ってきます。あらゆる業種のセールスマン、投資話、詐欺師等、挙げたらきりがありません。そういうときに役立つのが金融に関する基礎的な知識です。意外に思われるかもしれませんが、お金持ちほどあやしい投資話や詐欺に引っかかって損をするケースがあります。資産運用や金融の仕組みを正しく理解して、大切な資産を管理していきましょう。

福田 猛 <small>(Takeshi Fukuda)
福田 猛 (Takeshi Fukuda)
代表取締役

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