オルカンとS&P500はどっちを選ぶべき?特徴や違い・選び方についてご紹介

オルカンとS&P500 どっち

投資の世界で注目を集める2つの巨人、オルカンとS&P500。

この2つの投資信託は、初心者からベテラン投資家まで幅広い支持を得ています。

しかし、これから始める方でどちらを選ぶべきか悩む人も多いのではないでしょうか。

オルカンは全世界の株式に分散投資し、S&P500は米国の優良企業500社に焦点を当てます。

一見似ているようで、実は大きな違いがあるこの2つの投資信託。

この記事では、オルカンとS&P500の特徴や違い、そして選び方について詳しく解説します。

目次

オルカン(全世界株式)の特徴

オルカン(全世界株式)の特徴

オルカン(全世界株式)は、世界中の株式市場に幅広く投資できる人気の投資信託です。

新NISAの開始とともに注目を集め、多くの方から支持されています。

その特徴や魅力、そして注意点について詳しく見ていきましょう。

オルカンとは

オルカンは、正式名称を「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」といい、全世界の株式に分散投資できるインデックスファンドです。

項目内容
正式名称eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
運用会社三菱UFJ国際投信
投資対象全世界の株式市場
ベンチマークMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)
投資対象国数約50カ国
投資銘柄数約3000銘柄
構成先進国23カ国、新興国24カ国の中・大型株
米国株式の比率約60%
信託報酬年率0.05775%(税込)以内
最低投資金額100円から
特徴低コストで全世界の株式に分散投資可能
主なリスク為替リスク、カントリーリスク、株価変動リスク
※三菱UFJアセットマネジメントの交付目論見書(使用開始日25年1日25日)をもとに作成

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)に連動することを目指しており、先進国と新興国の株式市場に幅広く投資することができます。

主な特徴は以下の通りです。

オルカンの特徴
  1. 約50カ国、およそ3000銘柄を投資対象としている
  2. 先進国23カ国と新興国24カ国の株式市場に上場する中・大型株が投資対象
  3. 時価総額加重型を採用しているため、時価総額の大きな銘柄の構成比率が高くなりやすい

オルカンは、1本で世界中の株式に分散投資できる手軽さと、低コストな運用が特徴であり、長期投資を考える方にとって魅力的な選択肢となっています。

オルカンのメリット

オルカンには以下のようなメリットがあります。

①地域分散の効果:新興国の成長も取り込める

オルカンは、先進国だけでなく、将来的な成長が期待できる新興国にも投資できます。

約50カ国に分散投資することで、ある国の経済が不調の時に別の国の好景気が資産の減少を抑えてくれる効果が期待できます。

②安定性:先進国の市場も含むため、リスクが分散される

先進国と新興国のバランスが取れた投資ができるため、全体的な安定性が高まります。

また、幅広い銘柄に投資できるため、分散投資によって市場の暴落にも強い特徴があります。

③低コスト:信託報酬が比較的安い

オルカンの信託報酬率は年率0.05775%(税込)以内と、業界最低水準を目指しています。

長期投資において、低コストであることは大きな利点となります。

メリット詳細
地域分散約50カ国、3000銘柄に投資
安定性先進国と新興国のバランスが取れている
低コスト信託報酬率0.05775%(税込)以内

オルカンのデメリット

一方で、オルカンには以下のようなデメリットも存在します。

①米国市場が好調な場合、S&P500と比較してリターンが低い可能性

オルカンの投資先の半分以上は米国であり、S&P500と似た動きをする傾向がありますが、他の国々への投資も含むため、米国市場が特に好調な場合はS&P500に比べてリターンが低くなる可能性があります。

②新興国市場が不安定な時期にはリスクが高まる

新興国への投資を含むため、政治・経済・為替・金利・法規制・財政などの要因で急激な値動きが発生するリスクがあります。

ただし、オルカンの6割は米国株式で構成されているため、新興国の影響で投資全体が急激に損失になるリスクは抑えられています。

③集中投資より平均のリターンが少なくなる可能性

幅広い分散投資を行うため、特定の好調な市場や銘柄に集中投資する場合と比べて、平均的なリターンになる傾向があります。

デメリット詳細
リターンの制限米国市場好調時にS&P500より低リターンの可能性
新興国リスク新興国市場の不安定さによるリスク上昇
平均的リターン集中投資と比べて平均的なリターンになりやすい

S&P500の特徴

S&P500の特徴

S&P500は、米国株式市場を代表する指数として世界中の方から注目されています。

その特徴や魅力、そして注意点について詳しく見ていきましょう。

S&P500を理解することで、米国経済の動向を把握し、効果的な投資戦略を立てることができます。

S&P500とは

S&P500は、米国を代表する500社の株価を指数化したものです。

正式名称は「Standard & Poor’s 500 Index」で、米国株式市場の動向を示す代表的な指標として広く利用されています。

項目内容
正式名称Standard & Poor’s 500 Index
運用会社S&P Dow Jones Indices(指数提供会社)
投資対象米国の大型株式
ベンチマークS&P500指数
投資対象国数1カ国(米国)
投資銘柄数500銘柄
構成米国の大型上場企業500社
米国株式の比率100%
信託報酬商品によって異なる(一般的に0.03%~0.1%程度)
最低投資金額商品によって異なる
特徴米国経済を代表する500社に投資可能
主なリスク為替リスク、株価変動リスク、米国経済依存のリスク
※三菱UFJアセットマネジメントの交付目論見書(使用開始日25年1日25日)をもとに作成

この指数に連動するインデックスファンドを通じて、投資家は米国の主要企業に幅広く投資することができます。

S&P500の主な特徴は以下の通りです。

S&P500の特徴
  1. 米国の大型株500銘柄で構成されている
  2. 時価総額加重方式を採用しており、企業規模が大きいほど指数への影響力が大きい
  3. 米国経済全体の約80%をカバーしているとされる

S&P500は、米国経済の成長をダイレクトに反映するため、米国株式市場の動向を知る上で重要な指標となっています。

また、世界経済における米国の影響力の大きさから、グローバルな株式市場の動向を示す指標としても注目されています。

S&P500のメリット 

S&P500への投資には、以下のようなメリットがあります。

①高リターン:米国市場の過去実績は他の地域を上回る

長期的に見て、S&P500は他の地域の株式市場よりも高いリターンを記録しています。

米国経済の強さと、収益力の高い企業が多く含まれていることが要因です。

②安定性:成長力のある企業が中心

S&P500は、財務状況が健全で成長力のある大企業で構成されています。

これらの企業は、経済危機や市場の変動に対して比較的強い耐性を持っています。

③シンプル:米国市場だけに集中投資

投資対象が米国市場に限定されているため、投資戦略がシンプルです。

米国経済の動向を追うだけで、投資判断の材料が得られやすくなります。

S&P500のデメリット

一方で、S&P500への投資には以下のようなデメリットも存在します。

①地域分散不足:米国経済が不調な場合、大きく影響を受ける

S&P500は米国企業のみで構成されているため、米国経済の影響を強く受けます。

米国経済が低迷した場合、投資全体のパフォーマンスが大きく悪化する可能性があります。

②為替リスク:円安・円高の影響を受ける

日本の方にとっては、為替の変動は大きなリスク要因となります。

円高になると、たとえS&P500が上昇しても、円換算での収益が減少する可能性があります。

新興国市場の成長機会を逃す可能性

米国市場のみに投資するため、新興国市場の高成長の機会を逃す可能性があります。

③米国の政治・経済政策の影響を受けやすい

米国の政治情勢や経済政策の変更が、直接的に投資パフォーマンスに影響を与える可能性があります。

これらの特徴を理解した上で、自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、S&P500が適切な選択肢かどうかを判断することが重要です。

オルカンとS&P500を徹底比較

オルカンとS&P500は、投資家の間で人気の高い2つの投資信託です。

両者には似た特徴もありますが、重要な違いも存在します。

ここでは、利回り、構成比率、リスク、手数料の観点から両者を徹底的に比較し、それぞれの特徴を明らかにしましょう。

比較項目
  • 利回り(リターン)の違い
  • 構成比率の違い
  • リスクの違い
  • 手数料の違い

利回り(リターン)の違い

オルカンとS&P500の過去の実績を比較すると、以下のような特徴が見られます。

期間オルカンS&P500
6ヶ月6.35%13.19%
1年32.01%40.42%
3年18.03%21.67%
5年18.54%22.91%
※2024年12月末月次レポートより

S&P500は、特に短期から中期的なリターンでオルカンを上回っています。

これは主に、米国市場が好調な時期にS&P500が優位性を示すためです。

一方、新興国市場が好調な場合は、オルカンがより高いリターンを生み出す可能性があります。

ただし、過去の実績が必ずしも将来の結果を保証するものではありません。

市場環境の変化により、これらの傾向が変わる可能性もあります。

構成比率の違い

オルカンとS&P500の構成比率には大きな違いがあります。

ファンド主な構成比率
オルカン米国(65.9%)、日本(4.7%)、イギリス(3.1%)、その他
S&P500米国(100%)

オルカンは全世界の株式に分散投資しており、約50カ国、3000銘柄以上を対象としています。

これにより、地域的なリスク分散が可能となります。

一方、S&P500は米国の大型株500銘柄に特化している投資信託です。

この集中投資により、米国経済の成長を直接的に反映しやすいという特徴があります。

リスクの違い

リスクの観点から見ると、オルカンとS&P500には以下のような違いがあります。

ファンドリスクの特徴
オルカン地域分散によりリスクが分散されやすい
S&P500米国市場に集中するため、より高いリスクと高いリターンの可能性

オルカンは全世界に分散投資しているため、特定の国や地域の経済的ショックの影響を緩和しやすいです。

一方、S&P500は米国市場に集中しているため、米国経済の変動に敏感に反応します。

ただし、S&P500の構成銘柄の多くがグローバル企業であるため、間接的に世界経済の影響も受けています。

このため、リスクの違いは見た目ほど大きくないと言えるでしょう。

手数料の違い

両ファンドとも低コストで知られていますが、具体的な数値を比較すると以下のようになります。

費用項目オルカンS&P500
信託報酬0.05775%0.09372%
その他の費用0.055%0.011%
実質コスト(合計)0.113%0.105%
※三菱UFJアセットマネジメントの交付目論見書(使用開始日25年1日25日)をもとに作成

オルカンの信託報酬はS&P500よりも低いですが、その他の費用を含めた実質コストではS&P500がわずかに低くなっています。

ただし、両者とも業界最低水準の手数料であり、長期投資において大きな違いはないと言えるでしょう。

これらの違いを考慮しつつ、自身の投資目的やリスク許容度に合わせて選択することが重要です。

オルカンとS&P500の投資対象者別の適性

オルカンとS&P500は、投資経験や目的によって適性が異なります。

初心者の場合、安定性を重視するならオルカンがおすすめです。

オルカンは全世界の株式に分散投資しているため、特定の国や地域の経済変動の影響を受けにくく、リスクが分散されています。

また、新興国市場も含むため、長期的な成長の機会も得られます。

一方、中級者以上の方で、高いリターンを求める場合はS&P500が適しています。

S&P500は米国の大型株に特化しており、米国経済の成長を直接反映しやすいです。

過去の実績では、S&P500がオルカンを上回るリターンを示すことが多く、積極的な運用を目指す方に向いています。

オルカンとS&P500のケーススタディ

オルカンとS&P500は、長期投資において人気の高い2つの選択肢です。

これらの投資信託の特性をより深く理解するために、具体的なケーススタディを通じて比較してみましょう。

積立投資のシミュレーションや、異なる市場状況下での違いを見ることで、それぞれの特徴がより明確になります。

年間40万円の積立シミュレーション比較

オルカンとS&P500に20年間、年間40万円(月3.3万円)を積み立てた場合のシミュレーション結果を比較してみましょう。

両者のリターンを比較できるように、どちらも利回りを7%に設定しています。

20年間、年間40万円(月3.3万円)を積み立て

オルカン(年利7%)S&P500(年利7%)
20年後の資産額約1,731万円約1,733万円
うち元本800万円800万円
うち運用益約931万円約933万円

このシミュレーションでは、S&P500の方がわずかに高い資産形成結果となっています。

S&P500の方が約2万円多い資産形成となっていますが、これは主に手数料の違いによるものです。

オルカンの実質コストが0.113%、S&P500の実質コストが0.105%という小さな差が、長期的には複利効果によって若干の差となって現れています。

ただし、この差はごくわずかであり、実際の投資では市場の変動や為替の影響などがより大きく作用する可能性があります。

※このシミュレーションは過去の平均的なリターンと現在の手数料を基にしており、将来の運用結果を保証するものではありません。

市場状況に応じたリターンの違い

オルカンとS&P500のリターンは、市場状況によって大きく異なる場合があります。

市場状況オルカンS&P500
米国市場好調時(2021年)約22%約28%
新興国市場成長時新興国の成長を反映直接的影響は限定的

米国市場が好調な場合

S&P500は米国株式のみに投資しているため、米国市場が好調な時期には高いリターンが期待できます。

例えば、2021年のS&P500のリターンは約28%でした。

一方、オルカンは米国以外の市場にも投資しているため、米国市場の好調さを完全には反映しきれず、同じ時期のリターンは約22%でした。

新興国市場が成長する場合

新興国市場が急成長する局面では、オルカンのリターンが向上する可能性があります。

オルカンは新興国市場にも約10%投資しているため、これらの市場の成長を取り込むことができます。

一方、S&P500は米国企業のみに投資しているため、新興国市場の直接的な恩恵を受けにくいという構造です。

このように、市場状況によってオルカンとS&P500のパフォーマンスは変動します。

オルカンとS&P500の選び方のポイント

オルカンとS&P500は、それぞれ異なる特徴を持つ投資信託です。

皆さんが自分に適した選択をするためには、投資目的、リスク許容度、投資期間などを考慮することが重要です。

以下では、これらの観点からオルカンとS&P500の選び方のポイントを解説します。

オルカンとS&P500の選び方のポイント
  • 投資目的で選ぶ
  • リスク許容度で選ぶ
  • 時間軸で選ぶ

投資目的で選ぶ

投資目的によって、オルカンとS&P500の適性が異なります。

安定した成長を求める方にはオルカンがおすすめです。

オルカンは全世界の株式に分散投資しているため、特定の国や地域の経済変動の影響を受けにくく、長期的な成長の機会も得られます。

安定性と成長性のバランスを重視する方に適しています。

一方、高いリターンを狙いたい方にはS&P500がおすすめです。

S&P500は米国の大型株に特化しており、米国経済の成長を直接反映しやすいです。

過去の実績では、S&P500がオルカンを上回るリターンを示すことが多く、積極的な運用を目指す方に向いています。

リスク許容度で選ぶ

リスク許容度に応じても、選び方は異なります。

例えば、リスクを抑えたい場合はオルカンが適しています。

オルカンは全世界に分散投資しているため、特定の国や地域の経済ショックの影響を緩和しやすい傾向があるでしょう。

リスクを抑えつつ、安定した成長を求める方に適しています。

一方、リターンを重視する方にはS&P500がおすすめです。

S&P500は米国市場に集中しているため、米国経済の変動に敏感に反応します。

これは高いリターンの可能性を意味すると同時に、リスクも高くなる可能性があります。

時間軸で選ぶ

投資期間によっても、どちらが適しているかが変わってきます。

長期投資を考えている場合はオルカンが適しています。

オルカンは全世界に分散投資しているため、長期的には世界経済の成長を反映しやすいです。

短期的な変動に左右されにくく、長期投資に適しています。

一方、短中期で結果を出したい場合はS&P500がおすすめです。

S&P500は米国市場に特化しているため、短中期的には米国経済の動向を強く反映します。

米国経済が好調な時期には高いリターンが期待できるため、比較的短い期間で結果を求める方に向いています。

オルカンとS&P500を両方買ってもいい?

オルカンとS&P500は、どちらも人気の高い投資信託ですが、両方を同時に購入することについては慎重に検討する必要があります。

両ファンドの特徴や、併用するメリット・デメリットを理解した上で、自身の投資戦略に合わせて判断することが重要です。

オルカンとS&P500を両方買うのはおすすめしない

基本的に、オルカンとS&P500の両方を購入することはおすすめできません。

その主な理由は、分散投資の効果が薄れてしまうからです。

米国株の構成比率
オルカン約66%
S&P500100%

上記でわかる通り、オルカンの構成比率の約60%が米国株であり、S&P500は100%米国株です。

両方を購入すると、ポートフォリオ全体の米国株比率が非常に高くなってしまいます。

これでは、地域分散によるリスクヘッジの効果が十分に得られず、米国経済が低迷した場合、ポートフォリオ全体が大きな影響を受けてしまう可能性があります。

また、運用管理の手間が増えることも考慮しないといけません。

オルカンとS&P500を併用するメリット・デメリット

しかし、オルカンとS&P500を併用することにはいくつかのメリットもあります。

併用するメリット
  1. 地域分散と高成長エリア(米国)を組み合わせることで、安定性と高いリターンの両立を狙えます。
  2. どちらか一方の市場が低迷しても、もう一方が補完する可能性があります。
  3. 自分のリスク許容度に応じて両ファンドの配分を調整することで、柔軟なポートフォリオ設計が可能になります。

一方で、デメリットもあります。

併用するデメリット
  1. どちらのファンドも米国株が多く含まれるため、分散効果が限定的になります。
  2. 信託報酬や管理の手間が2倍になります(商品ごとに管理が必要)。
  3. 2つのファンドの配分比率の判断に迷い、投資の決断が遅れる可能性があります。

決めきれないなら少額でスタート

オルカンとS&P500の選択に迷う場合は、少額からスタートすることをおすすめします。

投資初心者の方やオルカンとS&P500のどちらを選べばいいか迷いがある場合、月々の積立額を少額ずつ両方に分けて投資することで、実際の運用を通じて感覚を掴むことができます。

例えば、月々の投資額を両ファンドに半分ずつ振り分けて積み立てることで、それぞれのファンドの特性や運用結果を比較しやすくなるでしょう。

運用しながら徐々にリスク許容度や運用結果に応じて配分を調整していくことで、自分に合った投資スタイルを見つけることができます。

運用の相談ならファイナンシャルスタンダード

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オルカンとS&P50についてよくある質問

オルカンとS&P500は、投資が初めての方や、初めてすぐの方にとって人気の高い選択肢です。

しかし、それぞれに特徴があり、投資の目的やリスク許容度によって適切な選択が異なります。

ここでは、よくある質問に答えながら、両者の違いや運用方法について解説します。

初心者にとって始めやすいのはオルカンとS&P500のどちらですか?

初心者にとっては、オルカンの方が始めやすいと言えるでしょう。

オルカンは全世界の株式に分散投資しているため、リスクが分散されやすく、安定性が高いです。

一方、S&P500は米国株式のみに投資するため、より高いリターンが期待できますが、リスクも高くなります。

オルカンは約50カ国の株式に投資しているため、特定の国や地域の経済変動の影響を受けにくいという利点があります。

初心者にとっては、安定しているということが心強い要素となるでしょう。

つみたて投資枠以外での運用方法は?

つみたて投資枠以外での運用方法としては、成長投資枠、iDeCo、通常の証券口座での投資などがあります。

NISAの成長投資枠では、より幅広い金融商品に投資できます。

iDeCoは税制優遇があり、長期的な資産形成に適しています。

通常の証券口座では、NISAの枠を超えた投資や、NISAで対象外の金融商品への投資が可能です。

これらの方法を組み合わせることで、より柔軟な資産運用戦略を立てることができます。

ただし、それぞれに特徴や制限があるため、自身の投資目的やリスク許容度に合わせて選択することが重要です。

米国ETF(VOO)とS&P500の違いは?

VOO
(バンガードS&P500 ETF)
S&P500連動の投資信託
種類上場投資信託(ETF)投資信託
運用会社バンガード社各運用会社(例:三菱UFJ国際投信など)
取引株式と同様に取引可能基準価額で取引
経費率0.03%商品により異なる(一般的に0.1%~0.3%程度)
配当四半期ごとに分配金あり商品により分配金方針が異なる
構成銘柄数約500銘柄約500銘柄
通貨米ドル日本円
投資可能性米国市場で直接購入可能日本の証券会社や銀行で購入可能
為替リスクありあり(ただし為替ヘッジ型商品もある)
税制米国税制適用日本の税制適用

VOOは米国のETF(上場投資信託)で、S&P500指数に連動することを目指しています。

一方、日本で購入できるS&P500連動の投資信託は、同じくS&P500指数に連動することを目指していますが、日本円で取引されます。

主な違いは、取引通貨、取引時間、税制面などです。

VOOは米ドルで取引され、為替リスクがありますが、経費率が低いのが特徴です。

結論

オルカンとS&P500は、どちらも魅力的な投資信託です。

オルカンは全世界の株式に分散投資し、安定性を重視する一方、S&P500は米国大型株に特化し、高いリターンを狙います。

どちらを選ぶかは目的やリスク許容度によって異なり、長期投資ならオルカン、積極的なリターンを求めるならS&P500が適しているかもしれません。

最終的な投資判断に迷った際は、ファイナンシャルスタンダードのIFAに相談することをおすすめします。

無料の個別相談を随時承っており、オンライン相談も可能ですので、ぜひお気軽にご活用ください。

ファイナンシャルスタンダード株式会社 金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第620号

【投資信託の取引にかかるリスク】
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●主な投資対象が国内株式
組み入れた株式の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

●主な投資対象が円建て公社債
金利の変動等による組み入れ債券の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

●主な投資対象が株式・一般債にわたっており、かつ、円建て・外貨建ての両方にわたっているもの
組み入れた株式や債券の値動き、為替相場の変動等の影響により基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

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「買付手数料」:所属金融商品取引業者等、ファンドによって異なります。

●保有期間中に間接的にご負担いただく主な費用
「ファンドの管理費用(含む信託報酬)」:ファンドによって異なります。

●ご換金時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「信託財産留保額」「換金手数料」:ファンドによって異なります。

買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。

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