日本銀行(通称:日銀 8301)が上場していることをご存知でしょうか。
日本銀行は民間企業なのか、なぜ上場しているのか、素朴な疑問を簡単に解決していきましょう。



日本銀行ってなに?
日本銀行とは、日本唯一の中央銀行です。中央銀行とは、国や地域の金融機構の中心となる金融機関のこと。
中央銀行としての日本銀行は、貨幣の発行およびその流通量を調整すること、銀行や金融機関で行われる資金決済の秩序を保つことの2つが、その大きな役割とされています。

日本銀行が上場しているということは、民間企業なのでしょうか? 

日本銀行は「認可法人」と呼ばれる法人で、政府や一般的な株式会社ではありません。
民間企業とは言い難いですが、政府関連の機関でもない、とても特殊な立ち位置といえるでしょう。


日本銀行が上場している理由は、独立性を明確にするため
日本銀行が上場しているのは、その独立性を明確にするためといわれています。政府とは独立した法人なので、上場することで、日本銀行が機関投資家の法人や個人から直接的に資金を集めることも可能なわけです。


日本銀行の株式には魅力がある?
日本銀行の株式が買えるなら買ってみたい! と思った方もいるかもしれません。
しかし実際には、日本銀行の株式取引量はとても少ない状況です。また、発行されているのは株ではなく「出資証券」と呼ばれる株に準ずるもので、取引の1単元は100口です。

ちなみに、2019年7月現在の最低取引金額は、約3,400,000円。個人で気軽に売買できるような金額ではありません。

取引が少ない理由は、日本銀行は営利法人ではないため、値動きや配当金が少ないことが挙げられます。

また、通常は株主になると株主総会に出席して議決権を行使できますが、日本銀行の株を買っても経営参加権は認められないと、日本銀行法で定められています。その株式の55%は政府が持つように、とも決められています。

さらに、万が一日本銀行が解散したとしても、残余財産の分配請求権は購入した金額の範囲内に限定されています。このように、保有するメリットはあまり見受けられないでしょう。




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