世の中には、それまでの業態をガラッと変えて成長した企業が数多く存在します。

帝国データバンクの調査によると、創業以来47.7%の企業が中心となる事業を変えているそうです。業態を変えることは、経営者にとって勇気のいる行為です。
しかし、それまでの業態では売上が頭打ちの場合や、今後の業績が衰退していくと感じている場合は、思い切った決断も必要です。今回の記事では業態を変えて成長した代表的な企業を3社紹介します。

任天堂
任天堂は東証1部上場の日本を代表する企業で、今や世界にも名前が知れ渡るコンピュータゲームの会社ですが、1889年の創業時は花札を取り扱う会社でした。

その後日本でトランプの利用が認められると他に先駆けてトランプの製造も始め、カードゲームの会社として経営をしていました。

任天堂の転機は、1983年に3代目社長の元で家庭用コンピュータゲームを販売したことによります。任天堂のゲームは世界中を虜にして、子供から大人まで愛されるようになりました。

最近では他社のスマホアプリゲームなどがヒットし、任天堂の地位も脅かされると思っていました。
しかし、家庭用としても持ち歩きでも楽しめる、オンラインでも楽しめるゲームが販売されて、世界的なヒット商品を生み出し、スマホを持っていない子供たちや元々の任天堂ファンが夢中になっています。

今までのノウハウの蓄積と時代のニーズに対応した新しい技術を組み合わせられることが任天堂の強みだと言えるでしょう。

ミクシィ
ミクシィはかつてソーシャルネットワーキングサービス(以下SNS)を提供する会社でした。
当初は若者に支持されて、日記を書いたり、趣味のグループを作ったりと大ブームになりましたが、海外のSNSの流入などによりミクシィのサービスは衰退の道を歩み、業績悪化の苦しい局面に立たされました。

そんな中、ミクシィはスマホ用ゲームアプリを開発し、2013年のリリース後は、老若男女問わず大ヒットとなります。それまでにヒットしていた他社のゲームはオンラインで不特定の人と対戦するようなものでした。ミクシィがリリースしたゲームはSNSの流れで、知り合い同士でオンライン対戦するもので、仲間を巻き込んでいくことが売上増加の鍵となりました。


Amazon
アメリカの大企業Amazonは創業当初、オンライン書店でした。
日本に2000年に進出した当初も本の販売だけでしたが、翌年からCDやDVDの販売を始め、今ではご存知の通り、なんでも購入できるECサイトへと変貌しました。
Amazonは自社の倉庫に在庫を持つことが特徴で、そのため配送も早く最短だと注文確定した当日に届きます。

また、電子書籍の台頭で紙媒体の書籍の売上が落ちてきた背景もあり、電子書籍用のタブレットの販売も始めました。本を保管したり持ち歩いたりする必要がなくなり、紙媒体より安く書籍が購入できることもあり、アメリカ人の読書スタイルを変えたと言われています。


まとめ
創業当初から業態をガラッと変えた企業を3社紹介しました。どの企業も、アンテナを高くし時代のニーズに合う業態に変化させたことで成功を掴んでいます。
今後は更にニーズに合わせて業態を変化させていかないと生き残れないでしょう。今後も新しい業態にチャレンジしていく企業に注目です。