「アリペイって中国では広まっているらしいけど、日本では普及するのかな…」

と思っている方。2018年の春にアリペイは日本への上陸を検討しており、日本人に向けたサービスを提供する予定です。

この記事では、アリペイの日本上陸について、

・そもそもアリペイとは
・アリペイが海外で広まった理由
・日本でアリペイが広まるために必要なこと

の順に解説します。

そもそもアリペイとは
アリペイ(支付宝)とは、中国のエスクロー決済サービスです。エスクローとは、決済をする人と決済をされる人のあいだに入り、スムーズな取引を実現することを指します。アリペイではECサイトでのオンライン決済はもちろん、店頭でのオフライン決済、さらに水道代や携帯料金など、ありとあらゆる決済に対応。
他にも、
・家族や友人へ送金する
・グループで割り勘をする
・預金で利息を貯める

など、お金まわりの様々なことがアリペイで完結します。そして、ほとんどのサービスで手数料が無料なのも、ユーザーにとって大きなメリットです。

アリペイは中国の銀行口座を持っている人向けのサービスですが、2018年の春より日本の銀行口座を持つ人に向けて別サービスを展開する予定です。まずは、中国人向けのアリペイ対応店舗であるローソンや家電量販店、百貨店などから導入を検討しています。

次は、アリペイがすでに海外で広まっている理由について、3つの理由をお伝えします。

アリペイが海外で広まった3つの理由
ここからはアリペイが海外で広まった理由を

1.利用に審査がいらず、誰でも使える
2.クレジットカード決済と比べて、店舗での導入ハードルが低い
3.中国における「偽札の広まり」、韓国における「脱税の広まり」

の順にお伝えします。

1.利用に審査がいらず、誰でも使える
アリペイとクレジットカードは、決済の仕組みがはっきりと違います。
ポイントは、

・アリペイ:事前にアリペイの口座にチャージして、決済時にその口座から支払う(立て替えなし)
・クレジットカード:決済時はカード会社が「立て替えて」、後でまとめて口座から引き落とす

です。

要するに、アリペイは決済を立て替えないサービスなので、消費者や店舗の審査をする必要がありません。登録も簡単で、消費者は登録してからチャージをするとすぐに決済できます。店舗側はお金を受け取るだけであれば、銀行口座を登録する必要すらありません。


2.クレジットカード決済と比べて、店舗での導入ハードルが低い
店舗がアリペイを使いたいときに、審査やチャージの必要がなく簡単に導入できることは、すでにお伝えした通りです。
それに加えて、

・店舗はQRコードのシールを用意するだけで利用でき、カードリーダーなどの特別なデバイスは必要ない
・店舗で扱う情報は消費者のIDだけなので、高度なセキュリティは必要ない

この2つが、利用のハードルをさらに下げています。小さな屋台のような、これまでクレジット決済を導入できなかった店舗でも、アリペイの登場でキャッシュレス化が実現しました。


3.中国における「偽札の広まり」、韓国における「脱税の広まり」
中国で現金が流通していたとき、偽札の広まりが大きな問題でした。店舗では、消費者からお金をもらうたびに偽札かどうかをチェックしなければならず、キャッシュレス化が待ち望まれていたのです。

また、同じくアリペイが広まっている韓国では、店舗の脱税が問題でした。現金を使っていると、やり方によっては税金をごまかせてしまいます。そこで政府はアリペイの導入を後押しして、一気にキャッスレス化を推し進めました。

では、日本でアリペイは広まるのでしょうか?

日本でアリペイが広まるために必要なこと
日本でアリペイが広まるために必要なことは、

1.「いつでも・どこでも・手軽に」使えること
2.残高が不足していてもすぐにチャージできること
3.中国ブランドの信頼性が高いこと

の3つです。

すでに広まってる交通系電子マネーの「Suica」や「PASMO」から考えると、これら3つの条件は最低でも満たしている必要があります。

なかでも、日本の消費者が中国ブランドを信頼しているかどうかはアリペイ側で左右することができないため、大きなポイントになりそうです。

アリペイによって、日本の現金主義は変わるか
ここまでアリペイについて、概要から日本で広まるかどうかの考察までを紹介しました。

上記で紹介したように、アリペイはクレジットカードを使えない消費者や店舗にも、キャッシュレス決済の可能性を与えるサービスです。一般社団法人日本クレジットカード協会の統計(https://www.j-credit.or.jp/information/statistics/download/toukei_03_h.pdf)によると、日本においてクレジットカードは徐々に広まっているものの、諸外国と比べるとまだまだ利用は多くありません。

現金主義が根強い日本ですが、アリペイによって決済は変わるのか、これからの進展に注目です。



>>購入者の7割が不満?なぜあなたの投資信託選びは失敗するのか?