「ガステック」とは、エネルギー業界における最大級の国際会議です。1972年にロンドンで開催されて以来、世界各地で行われてきました。このイベントですが、今回、世界中の注目が日本の技術に集まっています。


ガステックの概要と日程・会場
ガステック(Gastech)は、グローバルの天然ガス・LNGのサプライチェーンなど、エネルギー関係者に向けた最先端の国際イベントです。各国の政府や代表企業、エンジニア、学生などが一同に参加し、その推定人数は2万人以上。カンファレンスや展示会、ビジネスマッチング、著名人によるVIPプログラムなどが行われます。

1972年にスタートしたこのイベントは、今回で29回目の開催となり、「Gastech Japan 2017」として日本初の開催が千葉県の幕張で予定されています。

■ガステックの日程・会場■
名称 : Gastech Japan 2017
日程 : 2017年4月4日(火)~7日(金)
会場 : 幕張メッセ
URL : http://www.gastechsingapore.com/2017


2017年ガステックの注目点は、世界市場を左右し得る日本
「Gastech Japan 2017」は、初めて日本で開催され、主催は「東京ガス」や「三菱商事」、「国際石油開発帝石」など、日本を代表するエネルギー企業の10社によって構成されています。

日本はLNG(液化天然ガス)世界総生産量の30%近くを輸入しているなど、市場を大きく左右する立場にいます。また、国内で以下のようなエネルギー事情を抱えていることも、注目を集める理由になっています。


電気・ガス等のエネルギーを自由に選択できる改革
日本において、もともと電気やガスは地域ごとに決まった会社としか契約できませんでした。たとえば、東京なら「東京電力」「東京ガス」などです。

しかし、これには価格競争が起こらず、「値段が高い」と利用者が頭を抱える問題がありました。

2017年4月より「エネルギーシステム改革」という、電気・都市ガスをどの会社からでも買えるようになるシステムが導入されます。これにより、利用者は自分の納得できる価格で契約できるのです。また、企業としても新規参入がしやすくなり、市場が盛り上がるというメリットがあります。

しかし、実際のところは環境設備などの調整が難航している部分もあるようです。電力は全国に張り巡らされた電線網を利用できるものの、ガスはパイプラインの敷設から始めなければなりません。これは、新規参入するには非常に高い壁です。


原子力発電の再稼働
各所で「原発ゼロ」運動が行われている中、2015年の8月に鹿児島県の川内原子力発電所が稼働されました。他にも、福井県の高浜発電所など、各地で再稼働の動きが見られます。

「どのような体制で臨んでいくのか」「どのように市場が動いていくのか」など、技術・経済共に注目すべきポイントです。特に原発の稼働数が多いアメリカやフランスなどは、日本の原子力の技術に注目するでしょう。

2017年のガステックは初主催となる日本が注目の的になっています。技術・経済のどちらに興味があったとしても、参加してみる価値は十分にあるでしょう。


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