2015年の年金機構の個人情報流失では、サイバーセキュリティー関連株が、軒並みストップ高になったことも記憶に新しいところです。2020年には東京オリンピックも控えるなか、深刻化するサイバーテロに対し、今後も国家レベルでの対策費(予算)が計上されることも予測されます。ますます市場が拡大していく注目の分野です。

法律や資格から注目度が高まる情報セキュリティ
情報セキュリティは、現在投資家だけでなく、行政や企業などからも大きな注目を浴びている業界です。

情報セキュリティが注目を浴びる理由は、サイバーテロがより深刻なものへと変わったためです。昔こそ、愉快犯が行う自己顕示欲を満たすための手段とされていました。しかし、現在は多額の金銭が関わるようになり、巨大なビジネスとして成り立っています。

2015年5月に起きた、約125万件もの年金情報流出事件がその代表です。このような事実を受けて、以下のような法律や資格が現れたことも追い風になっています。

サイバーセキュリティー基本法
サイバーセキュリティー基本法は2015年1月に施行されたばかりの新しい法律です。行政機関のセキュリティ対策を強化することを目的としています。

情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験は2016年春に始まったばかりの新しい国家資格。サイバーテロから組織を守るための基本的なスキルを認定するものです。新設に伴って、従来の「情報セキュリティスペシャリスト試験」が廃止されています。

情報セキュリティに関連する5つの注目株
以下は、情報セキュリティ業界の中でも特に注目したい企業です。

◆トレンドマイクロ 【4704】
「ウィルスバスター」というソフトウェアを知っている方は多いはず。国内でトップ、世界でも多くのシェア率を誇るセキュリティソフトです。現在はクラウド関連製品が大きな成長を見せています。

◆デジタルアーツ 【2326】
ウェブページを評価し、違法もしくは有害なら表示させないという「Webフィルタリングソフト」を国内初で売り出した会社。現在もウェブセキュリティを軸にした事業を展開しています。

◆ラック 【3857】
日本において、情報セキュリティの先駆者とも言える企業です。監視や診断、事故対応などのサービスは国内最高レベル。セキュリティ監視センター「JSOC」などが有名です。

◆NTT 【9432】
電話やインターネット回線と言ったらNTT。2020年に開催される東京五輪において、通信サービスの分野で運営を支えます。

◆ソフトバンク・テクノロジー 【4726】
EC業者向け代行からクラウド、セキュリティへシフト。ドローンの農業実用化、人型ロボットペッパーのアプリケーションに傾注。


成長期の真っ只中にある情報セキュリティ業界。今後ますます大きな動きが期待されています。投資家なら、ぜひとも上記5社をはじめとするさまざまな企業をチェックしておきましょう。

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