2016年10月、自由民主党総裁任期を「2期6年」から「3期9年」に延長することが決まりました。目的は憲法改正などの長期的な課題に取り組むため。これにより、安倍首相の政権が戦後最長になる可能性が出てきました。

長期政権の2つの壁 2017年1月と2017年7~8月
日本における首相に在任期間は、戦後に限ると佐藤栄作の7.7年が最長、全体でも桂太郎の7.9年が最長になります。日本の政権は世界中の先進国と比べて遥かに短命であることが多く、戦後はそれ以外だと4人の首相しか1期分の4年以上を上回っていません。

もし現在の安倍政権が解散する場合、専門家によって予測されているタイミングは大きく分けて2つ。前回の衆院選から2年が経過する2017年の1月か、小選挙区の区割り改正案が成立した後の8~9月頃です。これらを越えた場合、長期政権になる可能性が大きくなります。

長期政権時の株価は急上昇の可能性大
もし安倍政権が長期となった場合、投資家たちが大きく動き出すことが予想されています。以下は、在任期間が4年以上を上回った過去3人の首相です。就任から辞任までの日経平均株価を見てみると、どれも大きく上昇していることが分かります。

佐藤政権:1202.69→3695.31
中曽根政権:7898.93→22795.02
小泉政権:13973.03→15556.45

また、これら3人はそれぞれ沖縄の返還、国鉄と電電公社の民営化、郵政民営化などの大きな業績を残しています。

経済が良好だからこそ思い切った行動に出られることもあれば、逆に大きな事業を成し遂げたからこそ、経済が良くなることもあるでしょう。どちらの要素が牽引しているのかははっきりしていませんが、在任期間と株価は密接な関わりを持っていると考えられます。

「安倍政権が長続きすれば、日経平均株価が30,000円を越える」という強気な意見も少なくありません。

安倍首相の長期政権は、海外の投資家も注目しています。華やかなアベノミクスよりも安定した政治のほうに評価が移っており、年金などの中長期的な資金運用を狙う投資家が多いと言われています。

安倍政権は長期政権となるか
自民党総裁の任期が3期9年に延長されたことで起こり得る、安倍首相による戦後最長の政権誕生。もし成し遂げれば、株価が大きく上昇することが期待できます。

しかし、同時に2017年には衆議院の解散の噂も持ち上がっているなど不透明な部分が多いところ。今後の動向はますます見逃せません。



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