モーゲージという言葉を聞いたことがあるでしょうか?モーゲージはMortgageと表記するフランス語由来の英語です。主に、不動産や金融などで用いられるこのモーゲージという言葉には、一体どういう意味があるのでしょうか?
今回は、このモーゲージの意味や魅力、そして歴史などについて解説していきたいと思います。


モーゲージとは?
モーゲージとは英語で、抵当や担保、貸付金などを意味する言葉になります。主に、住宅などの不動産を抵当にすることを指すことから、金融関係や不動産業界などで多く使われてる単語になります。

「モーゲージローン」とは不動産の抵当権を担保にする形で貸し付けを受けることをいい、モーゲージローンを取り扱う企業や会社の事を「モーゲージバンク」と呼びます。


モーゲージの融資の仕組み
銀行による借り入れが、利用者の預金を資金源にしているのに対し、モーゲージバンクでは、住宅ローンを「証券化」し、ローンの資金を運用しています。モーゲージバンクや商品によって異なりますが、低い金利や固定金利で利用ができる住宅ローンとして、注目されているのです。


モーゲージの歴史
モーゲージローンなどの仕組みは、欧米などでは非常にメジャーなローン形態になります。モーゲージ担保証券は、1970年にアメリカの政府抵当金庫が発行したものが原点となっています。欧米などでは昔から主流となっていたモーゲージローンですが、日本での歴史は決してそう古いものではありません。

住宅ローン債権を証券化したものとしては、1997年の北海道拓殖銀行が発行したRMBSが最初だといわれています。ただし、拓殖銀行はその後に経営破綻をして、全て買い戻されています。そのため、1998年に当時の三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)によって発行されたRMBSが最初だと説明している記述もあるようです。

このRMBSも、モーゲージ証券のひとつに当たります。以降、銀行や保険会社、公庫などによる取り扱いが増えていったという歴史があるのです。

また、2003年に独立行政法人住宅金融支援機構が取り扱いを始めた「フラット35」は、現在日本でも多くの方に知られる住宅ローンとして支持される商品となっています。


モーゲージ担保証券の投資対象としての魅力
モーゲージによって発行された証券は、投資家によって購入されることで成り立っています。さまざまな金融機関などが、このモーゲージ担保証券(MBS)を取り扱っており、購入した投資家へと金利などが支払われる形になっています。多くの投資家によってこれらの証券が購入されると、貸し付けを行う側は消費者へ安定した金利の商品提供ができるのです。

モーゲージ担保証券の投資対象としての魅力は、やはり利回りや流動性が高いことにあります。また、これらモーゲージ担保証券は、住宅ローンを支えるための仕組みのひとつになります。

とはいえ、日本ではまだまだモーゲージ証券の市場は成熟しておらず、金利変動などそれなりのリスクもあります。しかし、市場としては非常に広く、元利金支払の保証などがされることもあるため、安定も見込めます。投資商品のひとつとして選択肢に入れるのも決して悪くはないのではないでしょうか?



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