空売り比率とは?
 相場下落時、投資家の方は様々な指標を参考に底打ちのタイミングを探ろうと四苦八苦されていることと思います。
そんな時、注目を集める指標「空売り比率」

相場の下落が進行すると、TVや新聞などで、「空売り比率が過去最高」というニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか?
そもそも、「空売り比率」とはどういった指標なのでしょうか?

空売り比率とは2008年より東京証券取引所が日々ベースの公表を始めたもので、市場全体の売却約定分の内、空売りでの売却注文がどの程度の比率であったかを示す指標です。
空売りには将来必ず買い戻しをする必要があるという特徴があります。つまり、空売りの比率が高いということは将来買い戻しが起こりやすいということで、相場上昇に繋がるということになります。

また、業種別での空売り比率の分析や個別銘柄の空売り比率のランキング(下図参照)も調べることが出来、現在逆張り派の投資家の一つの注目指標となっています。

空売り比率で相場底打ちを見極める
 ここまでで空売り比率が相場底打ちを捉える上で、1つの重要な指標であることはご理解頂けたと思います。
ただし、一つ注意が必要な点があります。それは、過去のデータが不足しているという点です。

空売り比率の日々数値の公表は、前述の通り2008年より始まっていますが、2013年より空売りのルール改正が行われ、以前よりも投資家が空売りを行いやすい状況になり、比率そのもののデータの一貫性がなくなってしまっているのが現状です。
また、空売り比率が過去最高というニュースをよく見掛けるようになったのも、このルール改正が原因であると言われています。

一般的には、空売り比率が30%を超えると底打ちのサインと言われていますが、今年の9月に入り40%超を何度も記録するなど、指標と信頼性を見極める上では、もうしばらくのデータ収集が必要な状況です。
しかしながら、相場下落時に好機と捉えて投資を行いたいという方には、今後更に注目が集まる指標であることは間違いないと思われます。

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(出所:QUICK)
(2015年11月13日現在)
※個別銘柄の「空売り比率」は空売りされている株数を直近の平均出来高で割った数字になります。




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