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セカンドライフで必要な老後資金形成の新たなトレンドとは?

2020/05/08

コロナウィルスの世界的な感染拡大と、それに伴う数か月にも及ぶ自粛期間と経済不況は、老後資金を形成するための資産運用にも少しずつ影響を与え始めています。

急に職を失ったり、経営する店舗を休業せざるを得ないケースが目立っていることから、資産形成の重要性を強く認識した人々が多いようです。

金融庁が異例の公開中止措置を行った「老後2000万円」の発表から約1年が経った今、コロナウィルスの影響も加味しながら、セカンドライフのための資金形成の新トレンドを紹介します。

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現在の資産運用トレンド

10年以上にも及ぶ長期の好況トレンドから一転、世界は恐慌目前の状態となっています。

昨年から繰り広げられているアメリカと中国の経済戦争は、コロナウィルス関連で波乱含みの状況が続いており、地理的に両大国にはさまれた日本にも少なからず影響しそうです。

まさに”先が見えない”状態と言えるなか、安定した資産運用が可能なローリスクの金融商品は、ほとんどありません。

5月期限の石油先物の価格がマイナスとなったり、不況に強いはずの金でさえ一時的に暴落を経験するなど、歴史的に見ても極めてリスクの高い時代へと突入しています。

このため、国内外の個別株、投資信託、不動産、外国為替、貴金属を含む先物などの個別の金融商品について、安全性の高い投資先というものは失われてしまいました。

本来であれば銀行預金へと資金が集中する流れですが、マイナス金利では預金さえも安定した資産運用とは言えない状態です。

このような時代における資産運用トレンドとしては、分散投資の重要性が見直されつつあります。

あらゆる金融商品が安定した右肩上がりのリターンを提供してきた過去数年は、調子のよい金融商品への集中投資を評価する論調もありましたが、今では声が小さくなっています。

老後資金の準備をはじめる若者たち

ぬるま湯とも言える投資環境のなかで思考が保守的になっている世代とは異なり、変化の激しい時代を生きてきた若者たちは、現在の状況にも即座に反応しています。

前回の世界的な大不況であるリーマンショックのときにはまだ10代だった若者たちは、はじめての世界不況を経験することで、資産運用の必要性を強く認識しました。

このため、自粛期間で在宅時間が長いことを利用して、投資関連の書籍を読み漁ったり、証券会社の口座を開設したり、資産運用のための知識と経験を積み重ねています。

高齢者となっても年金が受け取れない可能性が高く、また終身雇用制度にも期待しない若者たちにとっては、20代から老後の心配をしながら資産運用をはじめることが常識となりそうです。

資産運用よりスモールビジネス

分散投資が見直される流れと共に、収入の分散化を目指す動きも進んでいます。

Youtubeやブログなどの個人でも始められるスモールビジネスに加え、週末だけの農業のために小規模な農地を探し始めている人もいます。

本来であれば金融商品への投資に使う目的だった資金を、パソコンなどの在宅ワークのための機器購入に充てたり、その他のビジネスでの利用を検討する流れもあります。

老後資金形成のための資産運用では安定的な資産運用を目指したいところですが、一方で金融商品のリスクが高まっているとの判断で、副業や週末起業への関心も高まっているようです。

収入が分散化することで失業リスクなどの現役時代のリスクに対処しつつ、老後まで続けられるビジネスを持つことで長期の収入を確保することは、現在の資金形成のひとつのトレンドとなりそうです。

老後資金形成の新たなトレンドまとめ

現在の老後資金形成のための新たなトレンドは「分散」です。

分散投資に加えて、収入の分散化を行うことによって長期的なリスクに備えつつ、長期的なリターンを得ることを目指す動きです。

先が見えない混乱が続く世界において、老後資金の計画を立てるのは非常に難しいことですが、どのような出来事にも対応できる「分散」を強く意識することが大切です。

この歴史的にも激しい時代を生き抜き、豊かな老後を目指しましょう。

 

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